FM TOWNS HCはPC/AT用の3モードFDDを使用しているので
万が一故障しても98やTOWNSのほかの機種の様な
代替品の入手で困る、ということがありません。
何故に今更、HCのFDDに拘るかというと
TOWNS OSならWINとちがって
『WINが勝手に重要なトコ書き換えて起動出来なくなった』
ということがないので、他機種の
ディスク操作にも活躍出来るからです。
そんな訳で大活躍する前にFDDを新調して
アンシンしてみるというのは如何でしょうか?
ちなみに真似して失敗しても責任もてませんので
実行する時はドキドキしてください。
今でも手に入る
HCで使用されていたFDDはTEACのFD-235HGです。
定番商品なのか、@1,580位で売ってると思います。
お店では何故か2モードとして売っていますが…。
サイト(ttp://www.teac.co.jp/dspd/product/magnetic/fd-235cj.html)見ると
3モードと書いてあるのでまぁ、3モードなのでしょう。
(たぶん3モード対応のマザボが少ないからサポート面倒なのかと)
ちなみにこのFDD、長きに渡って作られているので
バージョンが結構あります。HCの頃からでも10年(!)経ってますし。
サイト(http://www.teac.co.jp/dspd/product/magnetic/jumper/fd_jumperj.html)から
変遷っぷりをうかがう事が出来ます。
バージョンが違っても正常に動作するかは定かではありません。
何故なら今回は同じFD-235HGに交換しなかったからです。
…訳は次で解説します。
単なる冒険野郎(マクガイバー)なのか?
同じ型番で交換しても良かったのですが、
私の持ってるFD-235HGのシャッターにどえらい隙間があり、
(下の写真の右のFDDがFD-235HG)
「グングン埃を吸い込んで自滅シチャウの。」
という気配を何となく感じてしまったのです。
現に今までつかっていたFD-235HGは中に埃がぎっしりで
まともに読み書きが出来るのが不思議なくらいでしたので…。
(最近のバージョンでは改良されているかもしれないですけど)
さらに、TEACのナチュラルな感じのアクセスランプより
MITSUMIのD353M3Dの和室電燈の様なクセのあるアクセスランプの方が
「これからの秋の夜長にぴったり」の様な気がちょっとだけします。
そんなわけで今回はMITSUMIのD353M3Dに交換してみました。
MITSUMIの罠
一応書いておきますがまだ交換して日が浅い(06/09/09交換)ので、
どんな不具合があるのか、それともないのか判明しきっていません
誰か他にもこの交換をやってみてくれる方を大募集、ということで。
さて熟慮の末?MITSUMIのD353M3Dに決まったわけですが、
(ちなみにこれも2モードとして売ってます。OwltechのD353もコレ)
何だか色んなトラップがあり、要注意です。
買ってきたD353M3Dの逆差防止キー用の溝が下側のみにあった場合
逆差防止キーを信じて差し込むと、逆差になる可能性があります。
(バージョンによって変わっているかもしれないのであくまで「可能性」です)
逆差はHCとFDDが二人連れ添って御昇天の予感大、のとてもスバラシイ罠です。
一緒についてくる薄っぺらい取説に1番ピンの位置が書いてあるので
これと元のFD-235HGのピン位置を照らし合わせて作業を進めます。
まずは元のFD-235HGのピン位置を確認することにします。
元のFD-235HGのピン位置はこのようになっていました。
上が2から34までの偶数、下が1から33までの奇数になります。
そしてケーブルの逆差防止キーが偶数ピン側になるように接続されていました。
さて今回のD353M3Dですが取説を読んでみると、1番ピンの位置は…
となっていて、逆差防止キー用の溝を
偶数側にさしたい我々としては実に不都合です。
なのでちょっとニッパーか何かで溝を作りましょう。
あとは接続して、(電源ケーブルの接続に絶対に失敗しないように)
ケースに入れる前に動作チェックして御終いです。
ちなみに逆差するとアクセスランプがつきっぱなしになったりします。
気がついたらすぐ電源を切って、壊れてないことを祈りましょう。
あと書き込みをするまえに、必ず
ディスク交換したときにディスク内容が
更新されていることを確認してください。
別のディスクを入れているのに、抜いたディスクのファイル名が
いつまでも出たりする場合は残念ながら
正常な動作が出来ないドライブです。
もろもろのチェックが終われば
タノシイ、FDDライフがあなたのもの!
ちなみに取説みるとどっちにも溝つけてあるように書いてあるんですけど…。
ちょっとあんまりだとおもいます。
PC/AT機のFDDケーブルのキーも偶数側だったような…。
ちょっと一言
HCはFDD周りのデザインが自作用ケースよろしく、
全然凝ってないので最近まで「うーん」と思っていたのですが
凝ってないからこそ、FDDの交換に幅ができて
結果的にはまぁ、正解だったのかも…。
同じTOWNSでも、MAとかは凝っているので
同じイジェクトボタンのFDD探さないといけなかったりします。
しかもMAってFDDが本体の基板にファミコンカセットのように
直接ささるようになっているのでFDDユニットの長さも制限されます。
(ちなみにMAのFDDはY-E DATAのYD-702B-6036B Dとかいう
34PINに電源が一緒に供給されているタイプです)
MAのFDDが壊れたら大いに悩むことになりそうですね。
自作用ケースな御方はご存じないでしょうが、
PC/AT機もメーカー品はこういう形状が結構あって
壊れたときに中々困らせてくれます。まぁ、WINな方々は
外付USB接続なFDDでウハウハかもしれないですけど。
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