いまいち判然としないTOWNSの中身。 我々は脅威の技術(ただ木っ端微塵にしたとも言う…)にて 興味のあるチップだけちょっぴり研究してみたり。 資料見ながら読んだ方が愉快です。たぶん。
2F 灰色TOWNSは本体内蔵の安スピーカー(穴にはめただけ。ネジ止め等一切無し)の 素晴らしい音響効果と究極の高ノイズ設計(CDが周るノイズとかが拾える)の 相乗効果によって特定周波数で本体が振動したり、 素晴らしい雑音が堪能出来たりしました。 また電子ボリュームは段階が非常に荒く、大音量好きのTOWNSソフトを相手にしては 『がんがん鳴る or 全く鳴らない』の二択しか選べないという 苦しい状況によって灰色TOWNSユーザーは文字通り 灰色のサウンド生活を送っていたものです(汗)。 勿論FM音源もこれらの影響下にあり、FM77AV40のYM2203(FMは3音)で作った 音色を持ってきては全然違うショボイ鳴り方をするTOWNSに驚いたものです。 これは安スピーカーの影響が特に強かった所為という記憶があります。 …そうそうFM77AV40付属のディスプレイテレビは鳴り方がFM音源系にピッタリきて メガドラとか繋ぐのに御勧めであります。サンダーフォース4とかばっちり。 TOWNSの音響設計には勿体無いYM2612のCMOS版、YM3438君。 きちんと載っていました。出力から恐ろしく遠いところに配置されています(笑)。 TOWNSといえばRF5C68もしくは一次(線形)補間付きの5C68A。 64KBという絶望的な波形メモリ容量と富士通がまともな サンプルデータをよこさなかった所為もあって PCMの使い方のレベルはなかなか上がらなかった気も。 にんてんどーの某ゲーム機みたいな使い方が最適なんでしょうけど TOWNSの方はあんまり再生周波数も上がらないので真似し切れません…。 パンが振れるのは嬉しいけど振ってくれる人があまり居ない(笑)。 まぁ、同じチップを使っているセガゲーもあんまり いい音してないし、チップの選択が不味かったとしか…。 それにしても2Fは一次(線形)補間付きだったとは。 TOWNS全機種から見てもぜーんぜん良い音しませんけど…。 謎の一物。D/Aコンバータですかねぇ…。
SJ TOWNSが白になって富士通内部で何が起こったのか、音質周りが BURR-BROWNのオペアンプ使ったり等で改善されています。 白TOWNSの中堅クラスのSJもそんな中のひとつです。 おまけの内蔵スピーカーもステレオになってみたり。 FM音源がYMF276-Mになっています。 このチップ凄く小さいです。仕様も不明。 きちんとリコー製。一安心…とおもいきや謎の型番です。うーん。 「SJは、いんてる486DX-66だとおもっていたのにぃ…」 富士通さん、素直に申告しましょうね。 カタログ見たこと無いですが『相当品』って書いてあるんでしょうか? [先頭ページに戻る][前に戻る][次に進む]
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