めがどらいば〜への道


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躍進?の1989年  ……年が明けた。 「去年はたいへんだったなぁ」とぼやくメガドライブユーザー。 反省したのかセガから暫くソフトは出なかった。 そして2月、寒さが厳しくなる頃に「アレックスキッド 天空魔城」が…。 メガドライブユーザーは理解する。「セガに反省は無い」 こう立て続けにちょっと出来が悲しめのソフトが連発すると 「あぁやっと、おもちゃ屋さんで取り扱わない理由が分かった」とか 言いたくなるのであった。 ここら辺でセガは一計を案ずる(実は反省してんのか?!)。 「自分たちは企画力が無いのでどこからかもって来よう」作戦である。 要は移植である。他機種で人気のある作品を移植すれば当たり前だがそこそこは売れる。 この作戦によってメガドライブはかなり息を吹き返した。 現在ソニックチームの首領を務める方が担当した「大魔界村」や 東亜プランの名作「TATSUJINN」、 セガのアーケードゲーム「ゴールデンアックス」等、移植に選んだ作品にもセンスが光る。 また移植度もかなりの線を行っていた(「TATSUJINN」はちと疑問だが)のが ユーザーに熱狂的なセガファンを生む好結果をもたらした原因だろう。 そしてなによりこの年一番の収穫はテクノソフト参入である。 6月の「サンダーフォース2MD」、12月の「ヘルツォーク・ツヴァイ」と セガを遥かに越えるセンス・技術でセガの代わりにメガドラファンを獲得した。 セガのオリジナルは「マージャンCOP竜 白狼の野望」 「ヴァーミリオン」(8500円はぼり過ぎ。今じゃ100円以下なのに) 「ズーム!」と相変わらず「セガに反省は無い」状態であったが、あるときそれは起こった。 忍者にかけて他に負けられないセガ、12月2日発売の「ザ・スーパー忍」を 驚異のクオリティで完成させる。他の当時のメガドラオリジナルゲームと比べると 歴然とした差を感じるグラフィック、古代祐三を起用した熱いサウンド、 アーケード版の血筋を受け継ぐタイトなゲームバランス。 やはりセガは忍者と称えたい完成度であった。 この年、セガから「メガアダプター」なるアイテムが発売される。 これは従来のセガゲーム機のソフトをメガドライブ上で動かすという凄い代物だったが、 SC・SGシリーズソフトは不可、FM音源鳴らない、動かないソフトもあるよ、という 楽しいアイテムである。間違ってこれをゲットしても従来のハードは捨てないように! …なんだかんだで、だんだんメガドラは遊べるハードに… …1990年に続く…
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