ASZ80+ Cross Assemblers, Version 2.10 概要: ASZ80+はASxxxx(Public Domain)を元にしたZ80系プロセッサ用リロケータブル クロスアセンブラです。主な追加機能はZ80未定義命令とR800命令の追加です。 また、MSXをターゲットに想定してBLOAD形式出力等も追加しました。 おそらくANSI−Cがある環境なら十分なメモリさえ扱えれば使用できるはず です(元はK&R−C対応でしたが)。 クロスアセンブラの特徴: シンボルを79文字まで判別。 ローカルラベル。 .includeが5重ネスト可能。 条件アセンブル。 ただしマクロ機能はありません。 Zilog表記と少々異なります。 リンカの特徴: インテルHEX形式の出力。 モトローラS19形式の出力。 COM形式の出力(CP/M,MSX)。 BLOAD形式の出力(MSX)。 予定: メガロムイメージを含めたROM形式の対応(MSX)。 必要性がないので見送りましたがZ380に対応させるかもしれません。 時間があればマニュアルの和訳。 追加した疑似命令: .z80 ディレクティブ Zilog Z80を対象にします。 ほとんどのMSX/2/2+ SHARP MZ/X1シリーズ NEC PC-8001/6001/6601/8801シリーズ SONY SMC-777/C TOSHIBA PASOPIA7 MITSUBISHI MULTI8 OKI ifシリーズ SWORD Mシリーズ SEGA markIII/マスターシステム/GAMEGEAR など .z180 ディレクティブ .hd64と同じ。 Zilog Z180, Hitachi HD64180/Z processorを対象にします。 Hitachi turboモード付きのMSX .r800 ディレクティブ Ascii-Mitsui semiconductor R800 processorを対象にします。 Panasonic MSXturboR A1ST/GT .dmg ディレクティブ Ricoh DMG-SYSTEMを対象にします。 Nintendo GAMEBOY 追加対応した命令: Z80未定義命令 インデックスハーフレジスタ(IXH/IXL/IYH/IYL)を用いた命令 IN F,(C) OUT (C),0 SLL r SLL (HL) SLL (ii+d) LD r,RLC (ii+d) LD r,RRC (ii+d) LD r,RL (ii+d) LD r,RR (ii+d) LD r,SLA (ii+d) LD r,SRA (ii+d) LD r,SLL (ii+d) LD r,SRL (ii+d) LD r,RES n,(ii+d) LD r,SET n,(ii+d) R800追加命令 MULU MULUB MULUW 変更・追加したオプション: -ll リストファイルを出力。名前は自動的(拡張子lst)に指定されます。 -oo オブジェクトファイルを出力。名前は自動的(拡張子o)に指定されます。 -ss シンボルファイルを出力。名前は自動的(拡張子sym)に指定されます。 -l file リストファイルを出力します。 -o file オブジェクトファイルを出力します。 -s file シンボルファイルを出力します。 追加したリンカオプション: -o file 出力ファイル名を指定します。 -oIHX インテルHEX形式の出力を指定します。 -oS19 モトローラS19形式の出力を指定します。 -oBIN バイナリ形式の出力を指定します。 -oCOM COM形式の出力(CP/M,MSX)を指定します。 -oBLD BLOAD形式の出力(MSX)を指定します。グローバルシンボルentryが エントリアドレスになります。 原版: ASxxxx Cross Assemblers, Version 2.10, April 1999 Alan R. Baldwin Kent State University Physics Department Kent, Ohio 44242 U.S.A. 詳しくはASMLINK.DOCを参照してください。 ライセンス: 使用・改変・転載等に特に制限はありません。 ただしCYGWIN版バイナリについてはランタイムに関する制限があります。 バイナリ CYGWIN版 GPLV2とします。 その他 制限のないフリーウェアとします。 ソース 未改変部分 当然元と同じ(Public Domain)ものとします。 改変部分 Public Domainとします。 ただし日本国内ではPublic Domain扱いのフリーウェアとします。 (ただし改変部分は明記されていません) 免責・連絡先等: 作者は、このプログラムの使用に起因するあらゆる損害・障害についてその 責任を一切負わないものとします。 著作者は、バグ修正・バージョンアップの義務を負わないものとします。し かし、可能な限りバグ修正・機能追加を行うつもりです。ご意見・不具合等、 なにかございましたら、下記のメールアドレスあるいはウェブページの掲示板 までお願いします。ウェブページでは最新版バイナリ・ソースも公開する予定 です。 作者(改変者) Mamiya 電子メール宛先 mamiya@proc.org.tohoku.ac.jp ウェブページ http://www.proc.org.tohoku.ac.jp/befis/