EUP Player μPlay version 2.01 Copyright (C) 1995 Befis ★ 取扱説明書 ★ 1.μPlay(ミュージックプレイ)とは Towns MIDI Managerを登録していなくても利用可能なEIN(TM)推奨アイコン サイズのEUPHONYプレーヤーです。アイコンの状態表示部をダブルクリックす ると操作パネルが現れます。 パラメータを付けて起動した場合。そのファイルを読み込みます。演奏ファイルで あった場合すぐに演奏を開始します。従ってデータ起動(TMENU.IF2)に登 録できます。二重起動の場合、既存のμPlayにパラメーターが送られます。 終了時には起動ドライブにEIN(TM)共通リジュームファイルを作成しアイコ ン・パネル位置・読み込みパス・ループモードを記憶します。 EXPオーバーレイ時は一時演奏を中断しますが、タスク切り換えを行っても演奏 は継続します。アイドルタスクとして登録され、現在の演奏状態・現在演奏中の小節 が引き続き表示されます。 本ソフトウェアーはHCIガイドラインのサウンド資源規定に反しています。本来 シェル環境においては内蔵音源などのバックグラウンド演奏はTowns MIDI Managerと いう拡張T-BIOSを用いるのですが、Towns MIDI Managerを使うにはシステム環境の変 更が必要なので、V1.01 までは標準ユーフォニードライバを用いてバックグラウンド 演奏していました。V1.02 以降は固定タイマモードに変更しTMMとの共存を図って います。これにより「EUPLAY」(RED SCORPION氏作)や「しぇるみ〜」(でんちゃん♪氏作) などのフリーソフトウェアーと同時に実行しても終了時にハングアップしなくなりま した。また、GWAV.EXG(メルキュール氏作のフリーソフトウェア)と同時使用可能な事 が確認されています。 2.使用法 ●アイコン 状態表示部をダブルクリックすると操作パネルが現れます。状態表示部には現在の 演奏状態(STOP/PLAY/PAUSE)・現在演奏中の小節・現在読み込んで いる演奏ファイルの全小節数が表示されます。下部のボタンは左から、ファイル読込 ボタン、停止ボタン、演奏開始・一時停止ボタンです。 ●操作パネル ┌─┬─────────────┬─┬─┬─┐ │*1│ μPlay │*2│*3│*4│ ├─┴─────────────┴─┴─┴─┤ │ ┌────────────────┐│ │TITLE │*5 ││ │ └────────────────┘│ │┌─────┐┌─────┐┌─────┐│ ││*6 ││*7 ││*8 ││ │└─────┘└─────┘└─────┘│ │ ┌──┐ ┌──┐ ┌──┐│ │STATUS│*9 │MEASURE│*10 │TEMPO│*11 ││ │ └──┘ └──┘ └──┘│ │┌────┐┌───┐┌───┐┌───┐│ ││*12 ││*13 ││*14 ││*15 ││ │└────┘└───┘└───┘└───┘│ └─────────────────────┘ (*1) 終了ボタン([PF12]) 演奏を停止した後、起動ドライブにEIN(TM)共通リジュームファイルを作成 して、アイコン・パネル位置・読み込みパス・ループモード・自動アイコン化モード を記憶して、アプリケーションを終了します。 (*2) 自動アイコン化ボタン([HOME]) このボタンを有効にすると、他のアプリへの切り換え時に自動的にアイコン化しま す。 (*3) ヘルプボタン([PF11]) ヘルプパネルを表示します。「μPlayについて」はアイドルタスクになっていて、 いつでも(他タスクに切り替わっていても)残りメモリを確認できます。右上のボタ ンはクローズボタン、右下のボタンは1ページ戻るボタンです。 (*4) クローズボタン([ESC]) 操作パネルを閉じます。操作パネルを再び表示したいときはアイコンのロゴ表示部 をダブルクリックしてください。 (*5) タイトル 現在読み込んでいる演奏ファイルのタイトルが表示されます。 (*6) 演奏ファイル([PF1]) 現在読み込んでいる演奏ファイルのファイル名が表示されます。この部分をクリッ クするとファイルセレクタが表示されます。デザインは違いますが標準の物と操作は 同じです。ファイルを選択すると現在の演奏を停止し指定ファイルを読み込みます。 この時、EUPONYファイルに応じて音色ファイルも自動的に読み込まれます。 (*7) FM音源音色ファイル([PF2]) 現在読み込んでいるFM音源音色ファイルのファイル名が表示されます。この部分 をクリックするとファイルセレクタが表示されます。選択すると指定ファイルを読み 込みます。演奏中だと演奏が変になりますがこれは仕様です。なるべく音色ファイル は演奏停止中に読み込みましょう。 (*8) PCM音源音色ファイル([PF3]) 現在読み込んでいるPCM音源音色ファイルのファイル名が表示されます。この部 分をクリックするとファイルセレクタが表示されます。選択すると指定ファイルを読 み込みます。演奏中だと演奏が変になります。なるべく音色ファイルは演奏停止中に 読み込みましょう。 (*9) ステータス表示 現在の演奏状態が表示されます。 (*10) 演奏位置表示 現在演奏中の小節が表示されます。 (*11) テンポ表示 現在の演奏テンポが表示されます。 (*12) プレイボタン([実行]) まだ演奏ファイルを読み込んでいない場合はまずファイルセレクタが表示されファ イルを読み込むことができ、演奏を開始します。 演奏停止中のときは演奏を開始し、演奏中のときは演奏を一時停止し、一時停止中 は一時停止を解除します。 (*13) 早送りボタン クリックしている間は演奏速度が上がります。 (*14) 停止ボタン([取消]) 演奏を停止します。 (*15) ループモードボタン([SPACE]) クリックするたびループ演奏のオン・オフを切り換えます。 3.GWAV.EXG(メルキュール氏作のフリーソフトウェア)との共存 ●16ビットPCMがありWAVファイルを再生する場合 何の問題もなく再生できます。 ●それ以外の場合 16ビットPCMがない場合やSNDファイルを演奏する場合、波形メモリの取り 合いになりますが、小さめのPMBファイルを読み込む(あるいはPMBファイルを 読み込まない)ようにすれば完全に共存できます。GWAVを先に立ち上げPCMの チャンネルがあらかじめ確保されるようにするとよいでしょう。 これはサウンドを利用した他のアプリケーションにも当てはまるでしょう。 4.EXPオーバーレイ 演奏を中断します。EXPファイルを終了すると、音色ファイルの再読み込みが行 われ、曲の先頭から演奏を再開します。この時、一時停止は解除されますが、これは 単なる手抜きです。曲の先頭に戻るのも手抜きです。将来改善したいところです。 5.履歴 V0.00 TownsSHELL対応。 V0.99 アイコン化対応。 V1.00 リジューム機能追加。ファイルセレクタのデザイン変更。 V1.01 拡張子付の起動をサポート。ファイルセレクタ表示のバグ修正。 V1.02 TMM利用アプリと同時に起動した場合終了時にハングアップする障害を修正。 V1.02a 操作性改善。自動アイコン化機能追加。ステータス表示の改善。 V2.00 EUL(アルバムファイル)対応。 V2.01 EINDD対応。 6.参考にしたもの(著者・作者の敬称略) ●文献 実践HighCプログラミングGUI入門編 著 水城源 発行 ソフトバンク株式会社 ・・・GUIプログラム全般について ●ソフト PCM Player 'GWAV' V1.1 L20 作 メルキュール ・・・パラメータ送受信部を参考にしました EIN(TM) CDプレーヤ "CDP.EXG" V0.1 L30 作 Nam ・・・アイドルタスク部・デザインを参考にしました 7.著作権 作者が保持します。 パラメータの送・受信部についてはメルキュール氏に権利がありますが「無断で内 容を書き換えることは許可しません。が、別のプログラムを作る際に一部を使用する ことについては構いません。」とおっしゃっているのでよしとします。 画面デザインについては意図的に似せた(参考にした)ので、Nam氏に権利があ るかもしれませんが「配付・組込・改変・商利用すべて自由。」とおっしゃっている のでこれも問題ないと思います。 8.本プログラムの使用・転載・配付・改造についてのお願い 作者が作った部分に関しては完全に自由です。 9.使用上の注意 演奏が突然聞こえなくなったりおかしくなったりする場合は、ミュートが変更され ている可能性があります。その場合本アプリをアクティブにすると元に戻ります。 本プログラムを起動すると一時的にサウンドメッセージ機能がオフになります。あ くまで一時的な変更であり、本プログラムの終了やリセットで元の状態に戻ります。 本プログラムによっていかなる損害が発生しても作者は、一切の責を負いません。 各人の責任に基づいて使用してください。 10.その他の修正 [V1.02a] 起動時にオプション -NORESUMEを指定すると終了時にリジューム情報を保存しませ ん。 アイコン部にファイル読込、演奏停止、演奏再生・一時停止ボタンが追加されてい ます。