KUMAP V0.8.0.8 解説書 Copyright(c)1995-98 MAO ●概要 FM−TOWNS用のMDX・ZMD・EUPプレーヤーです。 ●動作条件 RAMを2MB以上搭載したFM−TOWNSシリーズ全機種。 TOWNS−OSV2.1L20以降。 UXやMARTYでも動くと思います。 ●インストール方法 1.任意のディレクトリに書庫ファイルを解凍してください。 2.KUMAP.EXPを実行してください。 3.[PF2]キーで設定画面に切り換えてください。 4.搭載メモリに応じてBUFFER SIZEを設定してください。 1M : メモリを増設してください。 2M : 500KB 4M以上 : 2000KB あまり大きく設定しすぎると書庫の展開等でメモリが不足します。 5.SAVE SETTINGで設定を保存してください。 6.[PF10]キーでいったん終了してください。 ●起動法 TOWNS−MENU等からKUMAP.EXPを実行してください。 ●起動時オプション 再生ファイル名(及びパス)を指定できます。 MDX・ZMD・EUP等の拡張子に関連付けできます。 ●主な操作法 [↑] [↓] カーソルの移動 [前行] ページアップ [次行] ページダウン [1]-[9] ドライブ変更 [←] [→] ドライブ変更 [CR] [SPC] ファイル選択・ディレクトリ移動 [BS] 親ディレクトリに移動 テキスト/ダンプ表示切り替え [CTRL] 早送り(386機では危険) [TAB] テキスト表示のタブサイズ(4/8)切替え [F] 現在のFM音色をFMBファイル形式で書き込み [V] ファイルのテキスト/ダンプ表示 [SHIFT]+[↑] ボリュ−ムアップ [SHIFT]+[↓] ボリュ−ムダウン [ESC] キャンセル・終了 [PF01] デバイスの設定 [PF02] オプションの設定 [PF03] 再生速度を下げる [PF04] 再生速度を戻す [PF05] 再生速度を上げる [PF06] 再生 [PF07] 一時停止 [PF08] フェードアウト [PF09] 停止 [PF10] 終了 [PF11] ディレクトリの再検索 [PF12] ディレクトリ一覧の書き込み(検索しなくなる) ●MDXプレイヤーとしてのスペック ・FM音源 発声数が2チャンネル不足(PCMによる代理発声機能使用可能)。 レジスタ直接出力に可能な限り対応。 OP32ノイズ・ハードLFO未対応。 その他は音質等以外MXDRVと互換。 ・PCM音源 音質等以外MXDRV+PCM8と互換。 合成精度は内部32ビット演算(有効ビット数19)、出力8ビット。 ・FM音源不足チャンネル代理発声 最大7チャンネルのPCM音源を使用可能。 波形メモリ(約60Kバイト)の残量の許すかぎりエミュレート音色を登録可能。 ・ファイル MXDRVのデーターをコンバート可能。 LZXで圧縮されたファイルを再生可能(LZMXDRV相当)。 LHAで圧縮されたファイルを再生可能。 ●ZMDプレイヤーとしてのスペック ZMUSIC2.0のサブセット。 コンパイル後のデーターしかサポートしない。 ・FM音源 ZMDファイルにのみ対応し、ZMSファイルの変換はサポートしない。 発声数が2チャンネル不足しており、PCMによる代理発声機能を使用可能。 主な未サポート機能は以下のとおりである。 和音発声。 OP32ノイズ。 ハードLFO。 アフタータッチ。 オートベンド。 AM。 ARCC。 1/8モード。 ユーザー波形。 その他音質等以外はZMUSIC2.0と互換性がある。 ・PCM音源 ZPDファイルにのみ対応し、設定ファイルによる登録はサポートしない。 音質等以外はZMUSIC2.0+PCM8と互換性がある。 ・MIDI音源 未サポート。 ●EUPプレイヤーとしてのスペック 特殊なトラック構成のファイルにも対応しています。 MIDI音源には対応しません。 ●画像ファイルプラグイン ファイルデーターと展開後画像をメモリに置くので充分な空きメモリが必要です。 表示できない場合はPCMバッファサイズを減らしてください。 ●圧縮ファイル直接再生機能における注意 通常より多くの空きメモリを必要とします。 ・LHAで圧縮したファイル 書庫ファイルを1階層のみディレクトリと同等に扱います。 対応methodは-lh0- -lh4- -lh5- -lh6- -lh7-です。 快適に使用するには486機以降での使用をお勧めします。 ・LZXで圧縮したファイル 圧縮されたMDX・PDXファイルを通常に読み込めます。 ●使用条件 以下の条件に従い、自由に使用・改変・配付できます。 作者は本プログラムで生じた損害を一切補償する義務を負いません。 ●著作権 作者が保持しています。 「MXDRV」の著作権は、milk.,K.MAEKAWA,Missy.M,Yatsube 各氏が保持しています。 ●謝辞 開発にあたり次の文書を参考にさせて頂きました。 MDXFORM.DOC(MDX・PDX変換) 河野氏著 Z-MUSICシステム ver.2.0 リファレンスマニュアル(ZMD・ZPD変換) Oh!X編集部編 開発にあたり次のソースを一部流用させて頂きました。 LZH・LZSアクセスライブラリ Ver.0.93のソース(LZHの解凍) しんき氏作 AP.Cのソ-ス(ADPCM展開) 美夏氏作 ●履歴 [0.8.0.7→0.8.0.8 変更点] ZMUSICのLFO処理を一部修正。 [0.8.0.6→0.8.0.7 変更点] FM音源のノイズ軽減。 [0.8.0.5→0.8.0.6 変更点] KDDカラオケファイルのサポート。 [0.8.0.4→0.8.0.5 変更点] -lh7-のサポート。 [0.8.0.3→0.8.0.4 変更点] WPK1チャンネルのみサポート。 KOKファイルのサポート(0.8系のみ) [0.8.0.2→0.8.0.3 変更点] 異常なPMBファイルの読み込みでハングアップする問題を修正 EUPコンバ−タ−の復活 パレット設定ファイルのサポート(0.8系のみ) [0.8.0.1→0.8.0.2 変更点] LEVEL0ヘッダのLZH書庫の一部でハングアップする問題を修正 MSVコンバ−タ−の再現性の向上 [0.8.0.0→0.8.0.1 変更点] PMB・SNDの音色の変更が正常に反映されない場合があった問題を修正 16色画像のパレットが正常に反映されない場合があった問題を修正 [0.7h3→0.8.0.0 変更点] 画面デザインの変更 MSVコンバ−タ−の強化 [0.7h2→0.7h3 変更点] ZMDの分解能が考慮されなかった問題を修正 [0.7h→0.7h2 変更点] LEVEL2ヘッダのLZH書庫でハングアップする問題を修正 [0.7g→0.7h 変更点] PCMの音量が正常に反映されていなかった0.7fからの問題を修正 [0.7f→0.7g 変更点] ディレクトリ付きLZH書庫を正常に一覧できないバグを修正。 一部のデーターでLFOの周期がおかしくなるバグを修正。 操作の一部(ボリュ−ム操作)を変更。 隠し機能だったFMBの書き出し機能を公開版に追加。 [0.7e→0.7f 変更点] PCM合成アルゴリズムの変更とPCMボリュームの修正。 [0.7d→0.7e 変更点] テキストファイル表示の高速化。 その他の小さいバグを修正。 [0.7c→0.7d 変更点] タイトルが長いZMDファイルに対応。 書庫のインデックスファイル出力の修正。 旧型機でディスク入出力時以外はウエイトを外すように修正。 [0.7b→0.7c 変更点] ZMDコンバーターが波形データーを持っていると暴走するバグを修正。 ループカウンターの表示を正確にした。 [0.7a→0.7b 変更点] PCMバンク5の後半が正常に鳴らないバグを修正。 OPMレジスタ出力コマンドに可能な限り対応。 LFO非同期モードのバグを修正。 [0.7→0.7a 変更点] PCM音色番号を1023(バンク10の途中)まで拡張。 その他の小さいバグを修正。 [0.6β3→0.7 変更点] 音色変更ルーチンでノイズ抑制。 音長256クロックの音を65536クロックにしていたバグを修正。 [0.6β2→0.6β3 変更点] ZMDのテンポが異常に遅くなるバグをほぼ修正。 プラグインを追加した。 [0.6β→0.6β2 変更点] 画像表示用プラグインにおいて表示画面サイズより大きい画像をサポートした。また フルカラーデーターを3万2千色ディザなしで減色表示するようにした。 セミハイレゾドライバに対応した。 [0.5β→0.6β 変更点] ZMDファイルを試験的にサポートした。 画像表示用プラグインをサポートした。 その他の細かな修正を加えた。 [0.4β→0.5β 変更点] PCM音源にWAITを入れ、386機で正常になるように修正した。 [0.3β→0.4β 変更点] 同じPDXファイルの場合必要部分しか読まないように変更した。 書庫内のファイル名の長いものや日本語のファイル名のものを読めるよう修正した。 FM音源にWAITを入れ、386機でも正常になるように修正した。 PCM音源にWAITを入れたが、386機では正常にならない(なぜ?)。 タイマーBを使用するように戻した。 PCM合成ルーチンを若干修正した。 [0.2β→0.3β 変更点] PCM合成ルーチンを修正した。 FM音源不足チャンネル代理発声機能を付けた。 [0.1β→0.2β 変更点] デバイス設定を保存するようにした。 その他の細かな修正を加えた。 [0.1β 変更点] インターフェイスを大幅に変更した。 名前も変更しバージョンを0.1βに戻した。