ゲーム名
Vampire Savior
使用ハード アーケードゲーム
グラフィック
65点
 写真や静止画では前作とおなじクオリティに見えますが、こちらではかなりモーションがカットされたように見えます。見えるだけかもしれませんが、そう見えてしまうので評価は低いです。
サウンド
75点
 何か新しかったのだろうか?続編にしても、もう少し力を入れてもいいんじゃあ・・・。元々の曲がわりと好きなので、それなりの点数です。
総合評価
60点
 カプコンの名作格闘ゲーム、ヴァンパイアハンターの続編ということで前評判も高かったようですが、できあがったものはその期待にはとうてい応えられないような作品でした。前作の強いキャラを弱くするという方向性でバランスをとろうとはかったようですが、おかげでヴァンパイアの醍醐味である一瞬の駆け引きというものが失われてしまいました。ヴァンパイアの特徴のラッシュはほとんど見てから返せるものであり、新システムのアドバンシングガードやガードキャンセルの簡単化によって「待ち」有利なゲームになっていきました。新キャラは4人追加されたものの、どのキャラも前作ほどの魅力はなく、キャラ人気をねらっているような感じがします。また、強いキャラと弱いキャラの差が激しく、絶対勝てない組み合わせというものも多数存在します。近年ストリートファイターZERO系でカプコンも堕ちたもんだと思っていたのですが、この作品でそれはほぼ確信に変わりましたね。(^-^;;
 それでは、その後すぐに発売されたセイヴァー2、ハンター2はどうでしょうか?まずタイトルからしてだめですね。いままではヴァンパイア系には「2」などという安易なタイトルは付けないと言っていたのですが、ここへきてカプコンはそれをやってしまいました。悪い予感はしたのですが、実際にやってみると・・・明らかに単なる焼き直しですね。ゲーム的にも少し変な調整が加わったくらいで、エンディングは全キャラ統一。少しキャラを変えたくらいで売れるとでも思っているのでしょうか?それでもゲーム的にはセイヴァーよりは多少ましになりましたが・・・。やはり前作が格闘ゲーム史上に名を残すほどに素晴らしかっただけにこの程度では比べることすらできないでしょう。やるならば前作のヴァンパイアハンターをプレイすることをおすすめします。(T_T)

 結論として、この作品のことはなかったことにします。こんなのヴァンパイアシリーズじゃないよぉ。忘れるのが一番いいんだぁぁ・・・。(爆)

 


戻る