Jリーグバーチャルスタジアム
エレクトリック・アーツ・ビクターが3DOで出したサッカーゲーム。3DOの性能を生かし切ったともいえる作品。3D視点で、視点の高さや方向も代えることができる。残念であるのは、キャラがフィールドに対してのサイズで形成されているため、小さく見えてしまう。注目すべき点は、リプレイ機能を搭載しており、ポーズをかけた直前(約10秒)のシーンを、様々な視点切り替えにより再現できる。6人同時にプレイすることも可能。選手がAIで動くため、方向キーをいれても、みんなが同じ方向に動くこともない。データは94年版。
あらかじめいっておくが、EAVのゲームは全般的に難易度が高い。しかしながら、慣れれば様々な技巧的なプレイが楽しめる。たとえば、ライン際から三角パスを使ってディフェンスを抜き、コ−ナー付近からセンタリングをあげて、オーバーヘッドで合わせる。キーパーにはじかれたところを、低い地点からヘッドで押し込む。このようなプレイを実行することも可能なのだ。また、ボールを持たない選手をゴール付近で操作してキーパーを外し、
遠くからロングシュートを決めることも可能だ。こういったパターンをリプレイして、さらに視点をボール視点にすれば、感動的なすばらしいプレイを再現できる。したがって、こういった技巧的なプレイを行うためにも、まず慣れなければならないのだ。だからといって、パッド操作が複雑であるというわけでもない。マニュアル操作しているとはいえ、ボールの地点の高さにより、その行動が違うのだ。当然、未操作の選手はAIで動いており、効率的にポジションをとったり、マンツーマンで張り付いていたり等、動きに無駄が全くない。だが、動きに無駄がない分、とても現実にはおこりそうもないプレイには対応できない。つまり、非常に現実的で、かつリアルなのである。なお、このゲームにはしっかりとしたパラメータが設定されている。ドリブル力、シュート力など、データ量がハンパではない。基本的に隠しパラメータとなっているので、自分で探すか、はたまたは今は亡き3DOマガジンを参考にして(難しいかもしれないが)やってみるのもいいだろう。
一般に販売されているサッカーゲームでは操作性を重視している。したがって、リアルさにかけるのだが、このゲームにおいては、それは一切ない。執拗なデバッグを繰り返したたけだろうか、バグといえるものは見あたらなかった。この作品は、後に95年版が発売され、そしてPSにも移植された。あまりのとっつきにくさに、最初で投げ出す人もいたようだが、購入する以上は、しっかりと練習して、そして慣れて、骨の髄まで味わってもらいたいものである。
名称 | 効果 | コマンド |
ホットポテト | 一定時間ごとにボールが巨大化 | L、L、下、R、左、右、右、R、L、左、右、左、右、右、R |
ジャイアントプレイヤー | プレイヤーキャラが巨大化 | R、R、右、左、右、左、R、右、左、右、右、左、R |
ビッグボール | ボールが巨大化 | L、L、右、下、右、左、L、L、左、右、左、L、L |
アストロ軍団 | キャラの表面に光沢が付く | L、R、右、左、R、下、L、右、左、右、右、左 |
インビジブルウォーズ | 見えない壁ができる | L、R、左、右、右、左、下、左、右、左、右、右、左 |
パンツ | 全キャラがパンツ姿になる | R、L、R、左、L、右、左、下、L、左、右、左 |
ブルート | キャラが筋肉男になる | L、R、R、左、右、右、左、下、L、L、右、左、下、L |
クレイジーバウンス | ボールが変なバウンドをする | R、L、L、左、右、左、R、R、左、下、下、左 |
ラディカル・カーブ | ボールの曲がりが異様 | R、R、下、左、R、下、左、右、R、左、右、右、L |
レーザー・ボール | シュートスピードがUP | R、L、L、左、下、R、右、左、L、L |
Jリーグバーチャルスタジアム’95
エレクトリック・アーツ・ビクターが3DOで出したサッカーゲーム。3DOの性能を生かし切ったともいえる作品。3D視点で、視点の高さや方向も代えることができる。94年版と基本的な操作方法等はかわらないが、キャラが少し大きくなり見やすくなったり、AIシステムの思考力向上、全体的な見やすさやリプレイ機能の充実等、様々な点で前作からの改良点が加えられている。いわゆる、マイナーチェンジされたもの。データは95年版。
名称 | 効果 | コマンド |
ホットポテト | 一定時間ごとにボールが巨大化 | L、L、下、R、左、右、右、R、L、左、右、左、右、右、R |
ジャイアントプレイヤー | プレイヤーキャラが巨大化 | R、R、右、左、右、左、R、右、左、右、右、左、R |
ビッグボール | ボールが巨大化 | L、L、右、下、右、左、L、L、左、右、左、L、L |
アストロ軍団 | キャラの表面に光沢が付く | L、R、右、左、R、下、L、右、左、右、右、左 |
インビジブルウォーズ | 見えない壁ができる | L、R、左、右、右、左、下、左、右、左、右、右、左 |
パンツ | 全キャラがパンツ姿になる | R、L、R、左、L、右、左、下、L、左、右、左 |
ブルート | キャラが筋肉男になる | L、R、R、左、右、右、左、下、L、L、右、左、下、L |
クレイジーバウンス | ボールが変なバウンドをする | R、L、L、左、右、左、R、R、左、下、下、左 |
ラディカル・カーブ | ボールの曲がりが異様 | R、R、下、左、R、下、左、右、R、左、右、右、L |
レーザー・ボール | シュートスピードがUP | R、L、L、左、下、R、右、左、L、L |
まず言えるのは、80年代後半のMSXのゲームっぽい性能である
とにかくロードが長い
スクロールは今時珍しい8ドットスクロール
それも、かなり遅い
ヒット打たれてボールを追いかけても、永遠に追いつくことはできない
なぜなら、ボールの転がる速度と選手の歩く速度が同じなためである
外野をサイドから回すか、フェンスに当たって止まるまで追いつくことは出来ない
バッターボックスからの画面は外野においては黄緑一色で、遠近感もなにもない
アウト、ホームラン等のコールも、本当にやる気のないヘロヘロな声で
一生懸命(?)いってくれるのである
動作も遅く、やっていて腹が立つ前に笑いがこみ上げてくるほどである
リアルタイムに購入した方へ、御愁傷様というしかないほどの仕上がりとなっている
もしかしたら、3DO史上最強のクソゲーといっても過言ではないかもしれない
しかしながらこのゲームにはバグが非常に多い
隠しコマンド