アドベンチャー
ALONE IN THE DARK
隠しコマンド
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飲み物を持って地下洞窟へ入りジャンプし、ジャンプ中にウインドウを開いて飲み物を飲むと主人公が空中で静止する。その後もう一度ウインドウを開いてから閉じると空中を歩けるようになる。
ムーンクレイドル「異形の花嫁」
パックインビデオの第3作目となるAVGである。同社お得意の実写映像がふんだんに込められている。映画監督、飯田譲治原案の作品でCD1枚組。
悪逆の季節、京都鞍馬連続殺人事件とは違い、実写映像のほかに、アクションモードという3D視点のマップが用意されており、その中をコマンドを駆使して歩き回り、謎やアイテム等を探していくモードが使用されている。また、今までと特に違うのは、交渉したり見つからないように隠れて行動する等、様々なイベントが用意されている。ストーリーは全8部からなっており、なかなかおもしろい仕上がりとなっている。行き詰まった時には禁断の書というヒント集があり、ヒントを請うことができる。ただし、エンディング自体には関わりはないが、その後の評価ポイントで点数が低くなる。なお、おまけとしてブロマイド(?)が添付されているので、ファンは注目したい。
主な出演者は以下の通り。
主演:鶴見辰吾 共演:田中広子
池田貴族、多賀正平、山口エリ、中嶋美智代、坂木優子、絵沢萌子、
上原さくら、古柴香織、上野美沙、飯島大介等
(しもちゃ)
Dの食卓
Dの食卓という作品は、後にPS、SSにも移植された、3DOにおける代表的な作品である。
発売元はWARPで2枚組。セーブは基本的にできない。発売当初、ポリゴンで作成されたキャラとして最美であるとまでいわれた主人公ローラ。現在のFF8等のキャラと比べると全く問題外であるが、94年当時にこれほどの技術を表現したWARPの評価はいっきにのし上がる。
社長の飯野氏が頻繁に名前が出始めたのも、この作品からである。映画を見ているようなイメージで、部屋の中を画面いっぱいのキャラが自然に動き回り、人間クサい仕草をしたりと、おどろかされることが多かった。制限時間2時間の間に、2枚のCDに込められたすべての謎を解いて
クリアまでこぎつけなければならない。基本的にマルチエンディングとうたっているが、ゲームオーバーのパターンがいくつかあるためにそういっているだけであって、本当のクリアエンディングは1つしか存在しない途中にホタルのような虫が4匹でてくるが、それを見つけるたびに
意味深なムービーが出てくるすべて見つけると、話に深みが出てくる。クリアには影響はない。
ただ、これを全てクリアすると、あるメッセージが出てくる。パッケージに入っている赤いフィルム。いろんなところに謎を入れ込んである、感動と驚きを与えてくれる名作である。なおスタッフロールでは、スタッフは演奏する曲が採用されている。
(しもちゃ)
Dの食卓 ディレクターズカット
Dの食卓の完全版ともいえる作品。PS、SSに移植されたあと、リメイクされて発売された。
この作品は3DOのみでの発売。発売元はWARPで4枚組(1枚はおまけシングルCD)
基本的にはDの食卓と変わりはない。しかしながらいくつか手直しがされている。まず、歩いている時のシーンの映像である。3DOやSSでは動画の再生方式にシネパックというものを採用している。このシネパックで再生されている3D−CGの映像と静止CGでは解像度が違うため、シーンがかわったと思われる場所がすぐわかった。ディレクターズカットでは、静止CGと動画CGとの色の使い方を調整して比較的わかりにくくしている。また書き直された静止CGや動画CGも多い。システム以外、ほとんど作り直されているといってもいいかもしれない。また、前作で2枚のCDに入りきらなくてカットされていたイベント等もきちんと追加されている。さらに、前作で出てきた赤いフィルムの謎は、このソフトで使用される。当然、このソフトにも秘密が隠されている。今回の秘密はDの食卓2に使用される予定だったのが、3DO−M2の開発でがストップして幻の秘密となってしまった。DCで発売されるD2とは全く違う内容のものだったのだが・・・・残念である。これは毎号3DOマガジンについてくるCDに予告がついていたのでみんながかなり期待していた作品になっていた。中世ヨーロッパを舞台としており、ローラが子供を抱いていて・・・その飛行機が墜落してしまう・・・・・・・・・その先は発売されなかったので不明なままだ。ちなみに、通称「串刺し候」と呼ばれたヴラド・ツェッペシュが登場するように見える。そう、ドラキュラのモデルとなった人物だ。これだけ公開しておきながら発売しないとは・・・・まったく罪なメーカーである。
このソフト、他にも3DOマガジン(休刊中)に載せていた予告の動画を3本いれてある8cmCDがおまけについており、本編にはDの食卓ノベルという小説もはいっている。全てのDファンが骨の随までしゃぶれる作品だ。
(しもちゃ)
ドラえもん 友情伝説 ザ・ドラえもんズ
小学館から発売されたADV。開発はあのリバーヒルソフトが行っており、CD1枚組。未来の世界で起こった大異変。ドラえもんと大親友のネコ型ロボット(ドラドラ7)の友情が失われる。ドラもんとのび太は彼らとの友情を取り戻し、世界を元に戻すため、パラレルワールドへ旅立った!(CD裏面より)
ドラえもんファンは元より、子供も難なく楽しめるADVである。コマンド選択方式どころか、コマンド自体がないところが、子供向きともいえる。人に話しかけるのもAボタン1つでできるし、アイテムを使用するポイントでは自動的にアイテムウィンドウが開く仕組みになっているので、どこで何をすればいいかと迷うことは、まずない。そして重要なところは会話で、あまり意味のもたないセリフは文字で表記されるため、子供でもわかる内容だ。
ストーリーとしては、ドラえもんの映画のような構成になっているが、このゲームには、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫は登場しない。しかしながら、そのそっくりさん(声もキャクターとしても)、いたるところで登場する。このゲームいはバトルモードがあるが、ここでは秘密道具を駆使して切り抜けていく形をとっている。
ゲームの一番の見所はいつものドラえもんとのび太のやりとり、そして結局はなんとかしてしまう、お調子者のび太であろう。4時間ほどでクリアできてしまうが、ADVとしてのかったるさはあまりない。それだけに、ドラえもんの魅力を思う存分に楽しむことができる作品である。
エンディングでは神崎よし子が歌をいれているが、これもまたドラえもんの映画にあるような聴きやすい、いい曲である。
ドラえもんファンなら、一度はやってみたい友情と感動の物語である。のちに同名のタイトルで映画化されている。
ゲームとあわせてぜひみてもらいたいものである。
(しもちゃ)
ポリスノーツ
3DO3大名作の一つ、スナッチャーの開発チームが構想4年、制作2年 かけて作り上げたサイバーパンクアドべンチャー、シナリオも凝ってますが
メカデザイン>カトキハジメ、ヒロインの声>井上 喜久子と、 なんかとっても豪華!!!買いです!!!!
(菓子)
コナミから発売された近未来AVGでCD2枚組。元々PC9821で256色専用ソフトとして発売されたものの、最初の移植作品になる。発売形態として、マウス&マウスパッド付きというセットも限定で販売されたが生産数が少なかったことと、パソコン版の評価と3DO版の前評判が高かったことが影響してか、セットものは3DOでは珍しく初日完売店続出したといわれるモノ。
3DOならではのグラフィック能力と動画能力が特に目に付く。またCDならではの音声によるトーク等も当然のように採用され、女の子にいたずらしようものなら、まよわずひっぱたかれるなど、遊び心満載である。このソフトのはガンシューティングや爆弾解除等のいわゆるアクションシーンもとりいれられており、AVG独特のだるさは一切感じられない。特にガンシューティングシーンにはマウスは必須ともいわれ、このソフトを購入を期にマウスを合わせて買った人も少なくないはずだ。ストーリーもいいし、引き締まった緊張感、途中でやめることのできない展開。すべてにおいて最高の状態で移植されている。なお、声をあてている主な人たちは以下の通り。田中秀幸、飯塚昭三、井上喜久子、塩沢兼人、冬馬由美等23人。(全部有名な人たちらしいですが、私にはさっぱりわかりません(^_^;))
しかしながら、ひとつひっかかる点があるのも事実だ。30代の白人男性、50代の黒人男性、バイクにまたがってのガンシューティング、主人公が単身で相手の敵地に挑発にいく・・・・メル・ギブソンとダニー・グローバーそっくりの主役2人・・・・・・・にているんだよなぁ〜、リーサル・ウェポンに(笑)そう、ボケ方といい無茶なところといい、最後の決め方といい、映画みたことある人なら納得せざるを得ない展開だったりする(^_^;)
それでも、いきをつかせぬ展開はコナミのものだったりする。とりあえずマウスと合わせて買ってしまうのがいいだろう。
(しもちゃ)
山村美沙サスペンス「京都鞍馬山荘殺人事件」
1994年に実写アドベンチャーゲームとして発売されたもの。原作は山村美砂の同名の作品のゲーム化
3DOの実写物のAVGとして、はじめて世に出た作品。当然、実写だけに全てトークで進んでいく。発売元はパック・イン・ビデオでCD2枚組。
山村美砂といえば夕方や夜の9時からのサスペンスでもお馴染み。売れっ子の小説家で、知らない人はいないとまで言われる(多分)。ある筋では「トリックの女王」とまで言われている人である。動画部分が実写、移動画面はCGで形成されている。進め方によってかわるマルチエンディングシステムをとっているが、基本的な終わり方は同じである。若干変わる程度だ。全体的に画面が暗いので、動画部分だけコントラストを上げてある。結果、若干白っぽい動画となってしまった。AVG特有のだるさも若干はある。しかしながら、それはストーリーでカバーできると思われる。
主な出演者は次の通り。
主演:小川範子 共演:西岡徳馬
松本朝生、黒田アーサー、佐藤我次郎、吉川十和子、朝座美代子など38人
非常に残念ながら、我次郎さんが一升瓶もっていない。一瞬のギャグでいいからもっていてくれれば、もっと深みがでたかもしれない(出ません)。また、小川範子がかわいい〜♪ ということだけ付け加えておこう。
(しもちゃ)
西村京太郎トラベルミステリー 「悪逆の季節」
1994年に実写アドベンチャーゲームとして発売されたもの。原作は西村京太郎の同名の作品のゲーム化
実写物のAVGとしては2作目にあたる。当然、実写だけに全てトークで進んでいく。文字を表示するかどうから設定できるので、お好みにあわせてプレイすればいいだろう。発売元はパック・イン・ビデオでCD2枚組。
実写物のAVGは面白くないという常識を覆した作品である。原作者が有名な西村京太郎氏ということで、ストーリーやその謎の込め方がしっかりしている。当然、電車の時間差によるアリバイの崩壊などもあるので、
ファンにはたまらないだろう。若干、映像が暗い感じはうけるが、問題はない。映像が若干荒いが、これはハードの制限なので仕方ない。少なくとも、PSの実写よりは綺麗だ。特に注目すべき点はその出演者達であろう。主演が松方弘樹 共演に喜多嶋舞。他にも、荒井注、倉田てつを、大澄賢也、立花理佐、ひかる一平、
石立鉄男、岡本夏生、見栄春、ケーシー高峯、西岡徳馬など、超有名な俳優(一部例外あり(笑))がぞろぞろと出てくる。まるで、火曜サスペンスみたいな状態だおばちゃんもこれで満足だろう。ゲーム制としては、AVG特有のしつこさが残る。しかしながら絶対に説けないということはなく、間違っていたら荒井注が指摘してくれるので安心だ。なお、クリア後に撮影中のNG集もあるので、クリア後に楽しむことができる。クリアのためのちょっとしたヒント(基本的なことでも、やらないこと)がマニュアルに記載されているので(ゲームの内容にはさしつかえない)目を通してからプレイしても問題はない。もっとも、キャストだけそろえばいいという問題でもないのだが・・・・・・。
作りはしっかりしていて、操作方法もカンタン。中学生からお年寄りまで楽しめる一品であることは確かである。
(しもちゃ)
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