(予定/deadline) (active) (waiting) (sleeping:: commented out)
"Effects of temporal and spatial heterogeneities created by consumer-driven nutrient recycling on algal diversity."
セッション『地球環境と生物の相互作用 』、講演:"藻類食者の栄養塩リサイクルが藻類競争環境の時間的,空間的異質性を創り出す"
99 原稿改訂作業:"Effects of CNR"
90 モデル:"生態化学量論にもとづく最適摂餌選択と食物網の進化"
none.
午前中、私用。
銀行に行ったり郵便局行ったり、本来なら昨日の内にやろうと思ってたことをあれこれ。いい加減年季が入ってすっかりボロボロになってしまった眼鏡を新調する。レンズとフレームで合わせて3万弱。台所事情の厳しい折、厳しい痛手ではあるが、作業の都度、視界がちらつくほどにレンズの傷がひどいゆえ、この出費は致し方あるまい。
レンズのどの調整の為に視力検査をしたのだが、近視がほとんど進んでない代わりに乱視が若干進んでいるという。今までのレンズにも矯正が入っていたらしいが全く知らなかったため寝耳に水。視え難いという観点からは両者いずれも変わらぬようにも思うけど、しかし、近視が進んでるといわれるよりも乱視が進んでいる方が(そもそも乱視があったこと自体含めて)なんとなくだけど心証穏やかならぬ。
午後過ぎ、研究室。
計算経過の確認と完了分の整理。夕刻、学会前に修理に出した計算機が二台とも戻ってくる。復帰作業は津田君と山口さんが全部やってくれた。実にありがたいことだ。
津田君から論文情報。Abrams(2006), "ADAPTIVE CHANGE IN THE RESOURCE-EXPLOITATION TRAITS OF A GENERALIST CONSUMER: THE EVOLUTION AND COEXISTENCE OF GENERALISTS AND SPECIALISTS", Evolution(60.3):427-439.。下がりっぱなしの自分のアンテナをこうしてサポートしてくれる人が居るのは幸せなコトだ。願わくばできるだけ互恵的、というか、こちらからもどんどん情報提供が出来れば良いのだけど、今のところ周りから貰うばかりだなあ。修養が足りぬ。
論文原稿改訂:"Effects of CNR(略)、続き。
計算条件の入れ替え、新規分追加。計算機の3/4にあたる9台を占有してフル回転させてるのに、残り計算分もまだまだ終わりが見えないな…。
現時点の結果を眺めつつ、再戦のための作戦など…。
関東に転職が決まり、引越しの作業をしていた友人が肝腫瘍とやらで倒れてしまい、急遽引越しの作業を手伝い(というか肩代わり)することになって、午前中から作業。午後からは雪も吹き荒び始めて、3月末とは思えぬほど寒かった。
夕刻、葛岡までに往復してから一旦研究室。計算の進捗ほか、幾つか片付け。占部さんに論文の進捗について釘を刺される。
夜、引越し作業続き、夜過ぎまで。
結局、開催期間中の4泊全て通信機器を借りることができなかった。宿の方としても看板に偽りありというよりは、これほど借り手が殺到する状況というのは考えてなかったんだろう。いやはや。
午前中、学会会場。
被食者の対捕食者防御のシンポジウムを聴く。個別の動物に関する各論が、一般則としてどれだけ演繹できるのかというところは置いとくとして、動物の形や行動などの話題で一番面白く思うテーマだと思う。
午後過ぎ、松島さんの車に載せてもらって新潟発〜夕方、仙台着。
午前中、学会会場。
午前中まで、モデルと実証研究に関するシンポジウム。印象的だったのは佐竹さんの話。モデル研究に対して実証研究のグループからフィードバックが返ってきて、更なるモデルの改善に繋がるというのは、モデル研究としては理想のあり方だと思う。実証研究から見て魅力的なモデルを提出したいものだ。
午後からは、ポスター会場をうろつく。本日は純粋にあれこれ話を聴いて愉しむ。聴いてる間にモデル化・実装案までアタマの中で進んだ話も幾つかあった。今のところ具体的な対象生物をもってない身としては、ついでにやれば良いのにとか思ったりもするわけだが、このへんはアプローチに関するスタンスの違いもあるのかな。
午前中、学会会場。
宮地賞の講演を聴いただけ。そのまま水族館へ行ってから、夕刻懇親会。その場で加藤元海さんにご紹介していただいたが、変わった方だった。その後は色々ご挨拶など。終わってから二次会、夜過ぎ宿。
午前中、学会会場。
ポスター発表。序盤は出足が悪かったけど終わってみればこれまで通りくらいの人の入り。まだまだ作りたてのモデルということもあり、色々と試してみたいアイデアも貰ったし、詰めきれてなくて突っ込まれた箇所も結構あった。
「門外漢だけど〜」といいながら斬新なアイデアを問いかけてくれた方が幾人かおられた。僕の話を自分のフィルターを通して聴いてくれて、僕の考えとは全く別の方向にものを見る人、というのは、自分にない着眼点に気づかせてくれる稀有な存在だ。発送のレベルでアドバイスを貰える事は少ないから、今回はこれだけでも儲け物だ。また、モデルの構造に関する指摘や実証例に関するアドバイスを下さったたくさんの方々にも、この場で改めて、ありがとうございました。
夕刻、時間いっぱいまで会場で話をさせてもらって、そのまま宿に戻って、いくつかのモデル案については具体的にアイデアを整理したり考えてみたり。
午前中、研究室。
荷造りをしてから青葉山、発表資料なんかの再チェックをしてこれも纏める。時間が余ったので学会会場周辺の飲み屋マップ(google localの検索結果を印刷しただけ)など作成する。最終的にはこれがうちあげのときに役に立ったのだけど。
午後、横山さんの車に便乗させてもらって出発。13時仙台発、東北道〜磐越道、16時過ぎ新潟着。宿にチェックインして荷物を置いてから会場入り。17時過ぎに受付。愕然とするくらい発表会場が広くて、最初、場所を間違えたかと思った。ぜんぜん人が来なかったら悲惨だなあと危惧しつつ、準備の合間に発表者や参加者の方にご挨拶。
18時より自由集会開始。思ったよりは結構な人数が入っていたように思ったのだけど、数える余裕は無かったんで、実際にはどのくらいの数の聴衆が来て下さったのかは不明。
取り留めなく散漫にならないか危惧していたのだけど、吉田さんがプレゼンのかなりを総論的レビューに割いてくださったのに始まって、土居さんによるフィールド研究、僕のモデル、松村さんの行動実験、加賀田さん(コメント)による陸域研究での展望、牧野さんによる総括という流れで、結果的には割とバランスの良い構成に出来たんじゃないかと思う。
実は、「化学量論でいつも説明できるわけじゃない」というのを盛り込みたい目論見もあって、松村さんに講演のトリをお願いしたのだが(企画趣旨からすると割と危うかったような気もするけど)、これも絡めて牧野さんがコメントで非常にうまく纏めてくれた。イントロダクション相当の吉田さんの講演の時点で流れがそっち気味になって、内心焦っていたのはここだけの秘密だ。
総合討論は、陀安による餌の喰われる部位での化学量論の違いについての質問を皮切りに進んで、最後に占部さんが締めてくれて10分ほど時間を残して閉会。
僕自身は舞い上がっちゃってて噛みまくったり、頓珍漢なレスポンスをしたり、司会進行を何も考えてなかったり、と反省すべき点は多かった。特に、的確な質問・レスポンスのできなかった司会進行の拙さには改善の余地ありありな感じ。
自分の発表は、昨年の反省を踏まえてモデルの説明をかなり簡略にしたのもあって、前回よりは撃墜率が下がっていたような気がする。ただし後から話をしていたら、今度は逆に若干説明不足がちだった様で、バランスの良い説明の舵取りというのは難しい。とはいえ、前回に比べれば、まあ加点評価ということで、60点くらいだろうか。
山村さんからの摂餌の様式自体を変えた過程での予測についての質問には頓珍漢受け答えをしてしまった。
終わってから発表者含めて10数名でのうちあげ。いろいろな方と話ができて非常に有意義だった。山村さんが再度同じ質問をしてくれて、もう一回チャンスをくれたんだけど、イマイチうまく生かせなかった。山村さんはCNRモデルのほうも丁寧に話を聞いて下さってこっちのモデルにも幾つかコメントを頂いた。加賀田さんから陸域のモデル研究について最近のトピックについてたずねられたんだけど、不勉強で満足に答えられなかった。
いずれにせよ僕自身にとっては実に有意義な企画だった。聴いて下さった方々になにがしかのメッセージを伝えるという部分はさておき、自分が聴きたい講演を集めて聴かせて貰えるというのはある種の贅沢には違いない。機会(とネタ)があったら、ぜひともまた何かやりたいものだ。
宿に戻ってきて、さて計算の進捗状況でも見ようと思って、フロントにて接続機器を借りようとしたら、全て貸し出し中とのこと。あれま。皆考えることは似たようなモノか。
午後すぎ、研究室。
色々と溜まっていた各種私用・雑用を片付けてから青葉山。こちらでも色々と片付け。先日電源ファンがダメになってるのが判明したマシンは二台とも修理に出す。学会から帰ってきたくらいのタイミングになるかな。
ポスターを印刷。ハンドアウトは、昨年は宣伝ビラを兼ねて多めに刷ったけど、今回は自由集会の方がポスター発表より先なんで、前回より少なめで。
原稿改訂作業:"Effects of CNR"
学会開催期間中のための計算を仕掛けるために細かい環境整備⇒条件設定。計算機の空き状況モニタスクリプト(通称aitel)も復旧。ま、学会期間中に計算をする目論見があるからこそ、昨日大急ぎでサーバを復旧させたわけで。
というわけで、この際gcc2系のマシンは全部占領して、がりがりと計算中。新潟での宿はDHCPを提供してるところにしたので、適宜進捗状況も見ていく予定。
自宅でぼそぼそ呟きつつ、細かいレイアウト調整など、してたのだが…。
サーバのシステムトラブル、再び。
ま た か。いいかげん、どこかで御祓いをうけてきたら良いかもしれない。システムトラブルの呪いとか、クラッシュしたまま成仏できないサーバの霊にとり憑かれてるとか、そういう類の。
午後すぎ、研究室。昼を回ったあたりから、自宅から接続中になにやらトラブルが頻発するので、networkを再起動したら接続できなくなった。
原因が判らぬまま研究室へ。電源も入るし、普通にログインも出来る。でも接続が出来ない。eth0とlocalloopbackが両方あがってないのが理由というところまではすぐに判明して、(オンボードでないPCIバスに挿したethercardが壊れた経験は今までないんだけど)NICが物理的に壊れたのかと思って交換しても改善しない。結局、よくよくdmesgを眺めていたら、/etc/sysconfig/network-scriptsがごっそり消失していた。
各種ログを眺めた限りでは、クラックされた形跡はなかったのだけど、それにしてはいくつか不審な点もあり気持ち悪いので、計算機を一台潰してサーバを交換。
結局、幾つかについては僕の疑心暗鬼だったし、被害自体も上述ファイル群以外は無傷なんで、ホントにクラックなのかよく判らない。少なくとも僕がクラッカーなら、接続できなくなるだけの被害では止めないで、各種踏み台として継続利用する(ボンクラな管理人が各種ログを眺めてクラックされてるようには思えないなら尚更)か、/homeと/etcあたりを全部削除して復旧できないように徹底的に壊すと思うのだけど。
で、前回のクラッシュ時にトラブルロバストな構成に大幅にシステム変更したので、サーバの一台や二台潰れても復旧はあんまり困らない。NIS/SMB serverの構築、…だけかな? 津田君に作業内容を見せながらというのもあったけど、作業環境の復旧は実働数時間で完了。これでほぼ計算機群の管理に関する引継ぎは終わっただろう。彼ならあとは任せてもどうにかするから、これで現時点で「僕が居ないと困る」ような項目は全部無くなった筈だ。
問題が一点だけ。ypservをrpmでセットアップの後でインストールしたため(多分コレが原因と思う)、passwdを変更しようとすると、
$ passwd HOGE Changing password for user HOGE New password: Retype new password: passwd: Failed preliminary check by password service
と怒られてしまうというトラブルに見舞われたが、コレは調べたらあっさり解決して、/etc/pam.d/system-authを書き換えればよいらしい:
in: /etc/pam.d/system-auth (変更前) password sufficient /lib/security/pam_unix.so nullok use_authtok md5 shadow nis (変更後) password sufficient /lib/security/pam_unix.so nullok use_authtok md5 shadow
そのほかに、nis-clientを試験的に停めたままの計算機が一台あってログインできなくなったりとか、呆けたミスもしたけど。日付が変わる頃までにはほぼ全部片付いた。今回は計算データなどは無傷というのもあって、(明後日から学会という一番忙しいときに)時間的なロスが出た以外には被害がなくて何よりだった。
こんなスキルばかり手馴れてくるのも悲しい、というか、もう5年弱くらい今のシステムを運用してきたが、ほんの2週間で2台もメインサーバが駄目になったのは初めてだ。クラックじゃなくて、前回復旧時に放置されてたロートルなマシンを使ったのが拙かったのかも。とはいえ、結局それでもグレー部分が残った物を信用して復旧・継続利用するよりは、リプレースするのが正解だろう。津田君にサーバの再構築をデモンストレーションできたから差し引きゼロってことにしておこう。
生態学会から戻ってきてから、今回トラブった機体もデータを回収したらHDDを交換して緊急時の代替サーバに構築しておく予定。
午後、研究室。
発表準備の続き。夕刻、ポスター発表練習。終わってから発表資料の修正。ポスターの方も一応コレで完成かな。あとは自由集会の方の微調整(時間オーバー気味なんで)をしつつ、細かいところを直すとしよう。
土日は自宅作業。発表内容をぼそぼそと喋りつつスライドを適宜修正しているので、傍から見ると完全に怪しい人だ。
午後、研究室。
午後過ぎ、吉野君の発表練習に続いて自由集会の方の発表練習。たくさんに人数に付き合っていただいて、感謝。結構、修正個所/追加個所がある。作図の修正は間に合うかな…?
そのまま続きで、北大の木村幹子さんによるセミナー。内容はアイナメ属3種では、自然状態に比べて人口の消波ブロック帯で交雑が進んでいて、人為的な生息地撹乱が起きているという内容。データ自体が非常に面白くかつ厚みがあり、そこからの話の展開も面白かった。
そのあとで聴いたところによると、長時間にわたる潜水調査に支えられたデータだそうで、凄い人だった。
主張とかで来仙した正路さんともども街へ夕食に。こちらからもいろいろと面白い話を聞けた。機能性食品絡みの研究の話は興味深い。夜まで。のち、研究室戻る。
指摘された個所の修正作業。日付が変わる頃に自宅作業にシフトのため撤収、…しようとして、山口さんに話し掛けたところでそのまま2.5時間ほどトラップ。
ここ暫く研究の話を聞いてなかったので、卒論発表で久しぶりに聞いて色々とびっくりした、というのもあったのだけど。よくよく聞いてみると、僕の前のモデルと今のモデルにいろんな要素で通じる部分がかなり多く、そういう視点で結果を眺めると、……いろいろと見えてくる。
自宅に戻って作業続き。進捗半分くらい。いま、朝。夕方までに発表練習でいただいた指摘を反映させないといかんのだけど。
午前中、研究室。
本日は午後から、占部・河田・千葉研の合同卒論発表会。一人あたり15+5分とは云うものの、人数が多いので結構大変だった。しかし、講評にもあったけど、皆さんレベルが高い。僕の卒論の発表のときなんか(以下略。僕の場合、ここは修論発表でも研究のレベル的に負けてるかも。
うちあげの飲み会は、色々と余裕がないので辞退。本日は、平尾さん謹製QFWスクリプトが大活躍。日付が変わる頃まで掛かっておおよそ作業完了。
午後、研究室。
計算を片付けつつ、作図続き。この期に及んでコーディングなぞ少々。滑り込みで間に合うか? 無理かな…
夜、研究室。
もう生活リズムが、滅茶苦茶。午前/午後と自宅で作業して、お絵描きのために青葉山。顔を見るたび「追い込まれてますね」とか云うのも禁止ー。
(使うかどうかはさておいて)細かい部分の計算は継続中。
牧野さんよりメール。卒論発表会の打ち上げの会場が河田研の修論うちあげと同じ店という…。うちの4年生あたりからは不平がでそうかも。牧野さんには何とも間の悪い…。
ssh壊れた。
作図しようとしたところ、サーバから計算機へsshを試みたところglibが参照できぬと怒られて計算機にログインできなくなった(昼間は問題なかったのだが)。またかよマーフィー! この忙しいときに限って。ここ暫くどうも呪われている様な気がしてならない。常日頃そんなに悪いことはしてない筈なんだけど。
愚痴っていても仕方がないのでトラブルシュートを試みる。telenetをあけて繋げば接続できて、計算機側(と外部)からはsshで接続できる。⇒serverとssl周り自体は問題なくて、おそらくssh-clientが駄目になった(というのも初めてなのだが)ってのが妥当なトコだろうとあたりをつけて、面倒なのでrpmで上書きして解決することに。
で、パッケージをgetしてきて
$ rpm -Uvh --replacepkgs openssh-clients-xxx.rpm
とやればあっさり片付くだろうと思ってたところ、/usr/bin/sshが削除できませんでした といわれて失敗。オヨ? 気を取り直して
$ su - root; rpm -e openssh-clients; rm -f /usr/bin/ssh (←大概無茶な解決方法ではある)
とやっても、/usr/bin/sshが削除できませんでした(権限がありません)と怒られる。rootなのに削除できない時点で混乱してしまう。
結局、津田君と一緒に調べているうちに(というか、ほとんど彼が解決してくれたのだけど)、ファイルの属性が原因であることが判明した(ファイルの所有権、パーミッション、操作属性がそれぞれ別々になっている)。要するに、chattrを使えば明示的に削除禁止などの各種属性をファイルに付加できる(Windows/DOSでいうところのattribに相当する)わけなのだけど、なぜか/i/a/s(=/forbidden modify/append only/sはこの際どうでもいい/)が振られていて、コレが消せない原因だったらしい。
というわけで、
$ lsattr /usr/bin/ssh s---ia------- /usr/bin/ssh (←なぜか属性が付加されている) $ chattr -ais /usr/bin/ssh $ lsattr /usr/bin/ssh ------------- /usr/bin/ssh (←属性が削除されたことを確認) $ rpm -Uvh --replacepkgs openssh-clients-xxx.rpm
と、作業して上書きしなおして解決。いやはや。
一区切りついたんで、久方ぶりに研究室。各種発表練習にお付き合いできず、まことに申し訳ありません。
なんと、Andersen(1997)の日本語訳が出版された! 『水圏生態系の物質循環』山本民次(訳)。Ecological Stoichiometryの確立に理論面から大きく貢献したこの研究であり、何より僕のモデルのほとんどがこの研究でのモデルをベースにしていて、僕にとっては座右の書とも言うべき本だ。(博士論文が本として出版されるだけでなく、翻訳されて日本語で出回るというのも凄いことだとおもう。)
よもや邦訳される日が来るとは思わなかったので、ちょっとした感激だ。早速、訳者の山本さんにご連絡をとって、一冊購入。原書を持っているんだから買わなくてもいう考え方もあるとは思うけど、まあ、そこはそれ、やはり嬉しいので。
願わくば、だれかSterner and Elser(2002)とSheffer(1998)(昨年夏にペーパーバック版も出版された)も翻訳してくれないかなあ。この2冊は自信を持ってお勧めできる良書なので普及して欲しい(というか、Andersenの本こそ万人向けにお勧めできるかというと微妙な…)。
生態学会発表準備。
まだ計算中。マサヤ君に顔を見るなり「追い込まれてますね」と。いやはや。
生態学会発表準備。
結果の作図以外はひとまず−(駄目だ…)。発表練習の段階で色々と駄目だしをされそうだが、まずはそれ以前に作図を何とかせねば。
ってことで暴走計算機どもで計算を仕掛けようとしたら、makeの際になんだか見たこともないfatal errorが出よる。常々、この世に自前のコードほど信用出来ぬものはないと固く信じている所為もあって、機体の問題なのかも、という結論にたどり着くまでに、いろいろと追いかけて時間を無駄にした。同じ環境の正常機ではマトモに走るじゃないか。
午後から出稼ぎにて外出。夜過ぎまで。帰ってきてから暴走機で走らせたらマトモに動くし。どうしてくれようか。
5月のセッションについてのメールをいただく。コンビーナの方のお名前をどこかで見たと思っていたのだが、昨年の夏の尾瀬での安定同位体の研究をされた方だった(ご本人による新聞記事へのコメントも改めて拝見できた)。ご本人にお会いできるということで、ちょっと楽しみになってきた。とはいえ、持ち時間12分ってのはキビシイなあ。
生態学会発表準備。
さて、先の話はさておいて、先ずは目と鼻の先まで迫った学会の準備の方に専念せねば(といいつつ、占拠した計算機では相変わらず論文用の計算をしてるのだが)。
ポスター。いまや、「一枚刷りにあらずんばポスターにあらず」みたいな雰囲気さえ漂いつつあるポスター発表のなかで、やはり例によって中8枚+小3枚の構成に。モデルの詳細をAppendixとして追い出せる(しかし、モデルの詳細にまで興味を持ってくださる方が、毎回数名は必ず居る)構成にしやすい点と、定型レイアウトで作れるという点で、やりやすいのだけども、時代遅れではあるんだろう。
話の構成は決まったので、現在計算(やり直し)中。作図も含めて、色々といっぱいいっぱいな感じだけど、来週中には何とかなるだろう。
『Anaheim Journal(vol.100, 12/0099)』、購入。創刊25周年にして通巻100巻目、U.C.0100年を迎えるにあたっての記念特集号、という設定。タイトルでピンと来る人以外は完全に置いてけぼりの内容で、それについての一切のフォローもない。
内容的には『MS ERA』が戦場写真集というかたちだったのに対して、(一応)民間の”戦時〜戦後”における映像ではほとんど出てこない”直接の戦争以外の部分”について、企業広報誌という形で纏められている(とはいえ、AE社の広報誌ということもあってMS開発史の記事にもかなり紙面が割かれている)。
いわゆる設定資料的なものはいっさい排除されているので、そういうのを求める人には不満な内容かもしれないけど、一つのジャンルを確立しているという実感とともに、世界観そのものを楽しんで堪能できた。
終日、自宅作業。
再投稿論文の方の競争戦略についての説得用に頭をヒネるのと、生態学会に向けての準備あれこれ。あと2週間か。
論文原稿改訂:"Effects of CNR(略)、続き。
前回(条件変更前)のデータでも同様の傾向が出ていることを考えると、自分の説明構築が如何に拙いかをつくづく実感する。占部さんと河田先生とのタッグによって殲滅されるハメになった前回の反省を踏まえて、ここは完璧な理論武装を測るとしよう。ただし、急いで。
生態学会発表準備。
自由集会、どこまでreview的な内容を盛り込むか検討中。stoichiometryと進化がどうコラボレートするかという所を喋りたいんだけど、15分って短い。イントロダクションとメッセージに、モデルの説明と結果+その示唆を含めると15分では終わらねーですよ。
逆にポスターの方は、自分の結果が物足りない。現状の手札で発表をしたとして、自分が聴き手だったなら(モデル自体はともかく結果が自明っぽくて)『それで?』という内容なので(事実、数ヶ月前の河田先生とのミーティングでは『結局どこが面白いんだ』という旨の発言にて惨敗を喫している)、もう一声何かセールスポイントが欲しい。切実に欲しい
午前中、セミナー(カ)。
前半担当は、渡辺君で論文紹介。グッピーの性選択について、メスのオス選択の度合いと生活史戦略(繁殖価)についての関係を調べた論文。最初のうち、オスを選ぶ努力、(相手をかまわず交配して)子供を再生産するという努力の2つを混同していたので話がわからなかった。そこの構造がなんとなく判れば、そうなのかなという話ではあった。
後半担当は、吉野君で研究進捗報告。コウモリの声と地理的/遺伝的な関係について。進捗報告ならではの、がっちり物量戦なセミナーだったけど、この段階で既にコレだけ厚みのある研究が出来てるのは素直に凄いと思ったり。
論文原稿改訂:"Effects of CNR(略)、続き。
淡々と計算中。
藻類の競争戦略についてはやはり同様な結果に。コレは前回の僕の説明の方向が完全に間違っていた。『dominantな種の競争能力はどちらでも同じである』、という説明のしかたは、確かに正しいのだけど、言いたいのはそこではなく重要でもない。NP比のシフトによって競争的な優位性が完全に逆転するわけではなく、あくまでdominantな種のほかにも、排除されにくくなる種の余地が出来る、というのが正しい捉え方なんだろう。
大体、競争の優位性が完全に逆転するという説明が正しければ種数の増減じゃなくてdominantな種の交替が起きないとおかしいじゃないか(そして、ここは前回の議論においてなんとなく納得してしまい、言い負かされてしまった部分でもある)。そういえば、最初の頃のTilman(1982)による多種共存モデルを使ったプレゼンでは、自分でもちゃんと『余地が増えるはず』みたいな説明してたような。
生態学会発表準備。
各種プレゼン準備中。イントロダクションの辺りはボチボチ。ポスターは兎も角、自由集会の方ではstoichiometryと進化についてみにレビューを交えないと拙いよな。さて、結構厄介かな。
昨日はリセットと称して丸一日かけて自宅の大掃除。ついでに散髪。うまい感じに気分転換できたような。
本日は夜前まで自宅作業。夜研究室。
熱暴走で止まる不良計算機のコンビだが、よくよく見たら二台とも電源ファンが動かなくなってるのに気がついた(今更だが)。これまでの経緯を考えると、入れた時期も同時なんで電源ユニットの初期不良っぽい気がするんだが、機を見て修理にださねば。生態学会後だな。
論文原稿改訂:"Effects of CNR(略)、続き。
再計算のためのパラメータ探索。サーバがトンでなくても、これはどのみち予定の作業。合間を見て、今月分の計算計画のプランニングと原稿の手直し。修正⇒修正(元の原稿に戻る)という状況はどうリアクションすれば良いのだろうか…。
生態学会発表準備。
大まかなストーリー構成を考えつつ、最低限必要なデータを絞り込む作業。最終的なアウトプット自体は手元に残っているものの、細かい計算出力自体は、こちらも消失してしまったので幾つか計算しなおさないとな。
自由集会:趣旨説明のプレゼン資料作りなどぼちぼちと。構成としては:
これだけ。(5分だし)あまり細かい話をしてはいけないと思いつつも、化学量論の説明がどんどん増えていく。ここは思い切って最小構成に削ってしまうしかないか。
演者の方々から写真を提供していただいて、縁者のご紹介のスライドに使わせてもらう。御自分の写ってる写真を送ってきた方が一人も居なかったが。で、自分のに使う写真/絵はどうしよう、という悩み再び。こういう状況を称して自縄自縛という。去年と同じ写真でお茶を濁せば良いかと思ってたんだけど、モデル屋の写真が愉しみ、と…。まあ去年の計算機部屋の状況から較べて、ますますヒドイ有様になってるので、それはそれでもネタとしてはアリかな。
週末に当研究室の計算機群を統括するサーバのHDDが焼けてしまうという大惨事が発生。全計算機の静的NAT、NIS、監視など各種の統括、SMB、外からの受け口、その他もろもろのサービスを一箇所に集中していたサーバであったため、ここ二日ほど計算機を利用していた人々は、僕を含めてみな計算不能になる羽目に。
端的にいえば、リスク分散を図らず機能を集中してしまったのが、今回の最大の問題といえる。通常管理する上では嵩張らなくて楽とはいうものの、今回のように一旦クラッシュしてしまったときのダメージは計り知れない。卒論や生態学会を控えたこの時期に自分だけならともかく、他のユーザも巻き込んでしまって申し訳ない。
大急ぎでシステムの再編成と復旧を完了。システム管理のノウハウを良く教えてくれる先輩がヘルプに駆けつけてくれたこともあって、ほぼ二日でおおむね復旧できた。今回は、静的NATを市販のブロードバンドルータにさせ、外からの受け口、兼、NISサーバを内側においてDMZで通すことにした。
また、もともとちょっと特殊なNISの構成をしていたこともあって、残っている計算機からNISのユーザテーブルを逆算できたため、各計算機での再設定が最小限で済んだ。さらに各マシンはNISサーバを指定せず、完全にbroadcatからしか拾わない設定にしたので、よりクラッシュに対応しやすくなった。
論文原稿改訂:"Effects of CNR(略)、続き。
今の気分を一言で表すなら『泣きっ面に蜂』というか。よりにもよって、このタイミングでサーバがクラッシュするのはあんまりだ。計算機なら兎も角あんまりだ。泣きたい。
↑という記述だけが書かれていた。われながら切羽詰って、かなりパニックになってるなあ。せっかくなので残しておく。
さて、再投稿用のデータ群も大部分が焼失してしまったのと、もともと再計算する予定もできてしまっていたために、完全に期限には間に合わなくなった。事情を説明するメールを金曜日に書く。本日返信が来て、再投稿期限を延ばしてもらえた。
幾つかサーバの方の細かいサービス設定は残しているが、大急ぎで再計算を始めるとする。
モデル:"生態化学量論にもとづく(ry、続き。
基本的なデータ等は残っているとはいえ、細かい議論のためのデータはやっぱりトンだので、こちらも並行して再計算する羽目に。さいわいにして、こちらは再投稿用のモデルと較べれば遥かに高速なので、条件の見極めさえ誤らなければどうにかなるだろう。
話を組み立てつつ、計画的に計算する。
二月に逃げられた。先月は各種追加モジュールのコーディングと計算と作図と追試と原稿書き以外に何もしてないよ。ある意味で思考停止といえる。
で、朝、徹夜気味で外を見たらまた雪。今年はなんとなく多いような気がする。徒歩にて青葉山。昼頃には雨。
行きがけに買ったカップ麺を食べていたら、部屋に居た人間の大半から珍しがられるハメに。確かに一年ぶりくらいに食べるのだけど、『写真撮っておけ』だの『カップ麺の作り方知ってるんですか?』だのはないだろうと言いたい。まあ、カップ焼きそばの前科があるからな…。
午前中、セミナー(カ)。
本日は福原君の担当で論文紹介。オスの交尾期の種間の多様性は、単婚よりも複婚な生物でより多様な形態に進化している、という話。なんというか色々と一足飛びな印象を受けた。
論文原稿改訂:"Effects of CNR(略)、続き。
午後過ぎ、Appendix行きとはいえ,あんまりにもショボいのも拙いだろうということで,幾つか作画やり直し。
既にここ数日で河田先生と数度の干戈を交え、徹夜で追試のコーディング・計算と原稿の改訂。それに対応したら午後過ぎに占部さんから一発ジャブ、夕刻もう一発。改訂して夜過ぎに提出。コレでもまだ前哨戦ということで…。
レスポンス書き始め。いっぱいある…。
と言いつつも、3月になったし、並行して進める作業の方もやっていかんと。