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[TODO]

80 論文原稿直し
60 モデル:ミジンコの移動に関する案のまとめと実装
50 モデル:空間介在2種競争のCNRモデル改案



03月31日(Thu)

 朝起き、大阪観光。
一日間違えて飛行機の便を取ったこともあって、仙台に帰るまでにかなり余裕がある。ということで正午前海遊館に行き午後すぎまで堪能する。甲殻類が絶望的に少ないのが難点かな。それでも時間が余ったんで大阪城を見に行って、大阪城公園で大道芸のようなものをやっていた。

夕刻、伊丹発⇒夜、仙台着。


03月30日(Wed)

 朝起き、生態学会。
本日は朝から会場入り。阪急で駅を降りたあたりで津田君から連絡、ポスター用の画鋲を宿だかに置き忘れたのこと。まあ僕も初日に画鋲ごとクロークに預けたんで、人のことは笑えない。

釧路で聴けずに申し訳ないことをした東大嶋田研の福井さんのポスターを聴かせていただく。かなり長々と話していただいてありがとうございました。修士を出てそのまま進学だそうで、化学量論なんかを見据えたモデリングなどにも興味があるとか。文献情報を送る旨(今度こそ)忘れないようにしないと。
他幾つか知っている方の話を聞かせてもらったあと散策。横国大の藤田さんという方がカラスの糞による都市部から森林へのN・P供給の話をしていて非常に面白かった。同じ場所に魚によるリサイクリングの研究をしておられるとかいう方がいて、お名前を聞いて置けばよかったと大後悔。

昼頃、千葉研の三浦君と一緒に昼食と雑談、結構長々と話し込む。というか一方的に僕が喋ってて少々申し訳なかったかも。のち、食物網に関するシンポジウムを聴いて夕刻撤収。

泊まり場所をご提供くださった妹の人と大阪駅で合流して、夕飯を奢ると称してお好み焼き屋を案内させる。鶴橋風月という店にて早めの夕食、なかなかに美味い。評価としては、贔屓目はあるかもしれないけど広島風のほうが好きかな。好みの違いでしかないが。


03月29日(Tue)

 朝起き、生態学会。
個人的に中日。大分遅めに出て、正午頃に会場入り。昨日の宮本さんの中海の話を聴かせていただいてから幾つかポスターを聞いて廻る。印象に残ったものとしては、竹中さんのモデルのはなし。ロッタリー的な個体ベース格子モデルに環境(温度)勾配を競争ニッチとして入れたときに、ロッタリーの共存要因(侵入成功の増加)が森林の分布パターンをよく説明できる、というはなし、だったと思う。

午後過ぎから宮地賞講演。夕刻より懇親会、極め付けに変な店なのに加えて、座席指定の畳座りの宴会場。全く話をしたことがない方と話をして、まあそれなりに面白かった。

場がひけてから三上さんたちと一緒に更に流れることに。結局総勢30名弱くらいになって局所群集が形成されてしまい、僕は嶋田研近辺の人々(武士部?だったっけ? ココロはサムライ、らしい)と飲んでいた。サムライとエスペラントとおとめちっくが話の肴という妙な空気だった。面白かったけど。

本日も終電の都合上、途中で退席。帰路方向が一緒という京大の竹内さん(魚の左右性の研究をしてるそうだ)に途中まで御一緒させて頂く。御蔭様で迷子にならないで済みました、感謝。


03月28日(Mon)

 朝起き、生態学会。
昼食を摂らずに済むようにホテルの朝食を多めに摂っておく。午前中、口頭発表会場にて数理生態とか群集生態の話を聞く。幾つか面白いネタを仕入れて、特に数理生態のほうでアイデア的に幾つかインスパイアされる。

なぜかウラベさん・カワタ先生・粕谷さんと合流して昼食を摂ることに。

正午前からポスター発表。聴いて下さった方々に感謝。ポスターを見てくださった方にはもれなく自由集会の宣伝をしてたんで、鬱陶しく思われた方がいたら申し訳ない。

かなりシンプルな構成にしたので判って貰えないというケースは無かったが、逆にあまり示唆になるような議論も無かったような。今回は内心冷や汗をかきつつヘドモド答える場面が無かった、というだけではあるが、そういう質問は自分の想定外の部分なので気付かされることも多いわけで。それでも幾つかは鋭い指摘をして下さる方がいて、格子モデルのサイズ依存性に関する指摘であるとか、バイアスのかけ方による挙動の変化について切り込んでくる方とかあって、それなりに有意義だった。
もう一人随分と再供給について鋭い指摘をする方がいるなあと思ったら、釧路のときにも聞いてくださった宮本さんだった。

それからやはり動物個体群の中では異様に浮いていて、前回(物質循環で応募)に引き続いて、幾人かの方には「なんで此処でやってるの」と指摘された。次から素直に動物群集でやります。とはいえ、動物群集のほうも見たけどそっちでもあんまり変わらなかったような。
結局なんやかんやで終了頃まで話をしていた。今回は自由集会の宣伝を兼ねた縮刷版を持って行き、30枚か40枚くらいあって大量に余ると思っていたのだが、いつの間にか全て捌けていた。

夕刻から自由集会。実のところ自由集会に参加するのは聞くのも話すのも初めてで、それどころか、公式の場での口頭発表自体が初めてだったのだが、喋る時間は割と十分いただいたこともあって実にやりやすかった。と書いておいて矛盾するけど、もうちょっと縁者の時間をつめて、討論に時間を割いても良かったかも。どちらかというと聴いてる方からどんな話が出てくるのか聞いてみたかったところ。

結構時間が押した関係上、自分の担当後は質疑応答はなし。おそらく僕以外の参加者はモデル研究が中心ではない陸水学のフィールド屋の方々だったということもあって、レスポンスが無く、自分の話が伝わったかどうか手応えが掴めなかった。仕方なく出口調査で幾人か捕まえて感想を聞いて廻るというちょっとみっともないことをする。結果としてはおおむね『モデルの前までは…』というリアクション。皆さんTiman前後が閾値になった様子。かつて無いほど準備に力を入れて臨んだだけにちょっとがっくし。自分のモデルの詳細についてはポスターの説明と同じ程度の説明精度でちょうどいいのかも。自己評価は甘めにつけても30点というところ。

ポスターもあわせて聞いてくださった宮本さんとか、コメンテータの仲岡さんからは判らない話ではなかったと言っていただいたけれど、ここいらの方々はそもそも説明しなくても理解していそうなのであくまで例外。モデルに親しみの無い人に今後どれだけ話す機会があるか定かでないけれど、更なる研鑽と工夫が必要だ。

終わってから打ち上げ。来年は新潟で自由集会の企画を立てますと(ノリで)宣言してしまったので、その方向で頑張ります。僕がお話を伺いたい人に集まっていただいて話をして貰うというのもアリだよね。そういうのが自分的には幸せな企画だ(集客力的にどうかという検討はする必要があるんだろうけど)。来年の今頃どうなっているか定かではないけれど、学会明け直後ということもあって、今のところやる気満々。これを萎れない様に維持しないと。

打ち上げの席上で宮本さんと議論。宮本さんからは中海の話を聞かせていただいて、モデル屋の立場からのどう見立てるかというお題をを貰ってそれを肴に延々と話し込んだ。他人の研究話を聴くときには、どういうモデルに記述できるかと考えながら聞いてるので、今ある状況についてデータを教えて貰って、僕ならこう思うというのをあれこれ話すのは実に楽しい。

終電の都合もあって、途中で退席。阪急にて光善寺まで行って泊。


03月27日(Sun)

 午後過ぎ、仙台発⇒夕刻、大阪着。
ホテルにチェックイン後、いったん夕飯を食べに外出。戻ってきて殻、発表原稿の幾つか気になった点をまた修正。PC持って来れるというのは、最後まで原稿を直したくなって実際に直せるのが困りものだ。


03月26日(Sat)

明日より大阪に行ってきます。31に帰仙の予定。

 午後、研究室。
自由集会用の原稿、ちょっと気になったところを補足。

午後過ぎから正也君のポスター発表練習。この期に及んでまだまだ大幅修正。

 メモ:『Uncharged tRNA and Sensing of Amino Acid Deficiency in Mammalian Piriform Cortex 』
哺乳類、特に雑食者では餌にアミノ酸が含まれているかどうかを判別して摂餌行動を帰ることが知られている(らしい)。今回の報告ではその具体的なメカニズムが明らかになったという話。

今年で生命科学科を退官された嶋田さんの話によると、ハエでも味覚受容体と神経系をベースとした行動変化があるということで、アイデアとしてはケンミジンコのような連中での摂餌選択性の生理的なメカニズムについても、同様に味覚受容体が利いている可能性はある。

 メモ:『Underwater Bipedal Locomotion by Octopuses in Disguise 』
Scienceの記事より二足歩行のタコ発見レポート。研究者たちのサイトには実際に二足で歩く動画があって、かっちょええ。


03月25日(Fri)

 午後、研究室。
結局朝までWA4やってて、ですね…。

雪。積もらないが時折かなり吹雪く。ポスターの印刷やらなにやら。結局例によってA3が8枚にA4が3枚といういつも通りのポスター構成。ついでに自由集会の宣伝チラシ兼ポスターの縮刷版とか作る(今回のポスター発表内容は自由集会のタイアップ企画みたいになってしまった)。

雪の中、いったんポスター筒を自宅に持って帰る。A0用で大きいので忍者のように背中に斜交い掛けでバイクに乗るというちょっと恥ずかしい格好。

夕刻、土居さんが研究室にお別れの挨拶に来られる。大阪の生態学会の後は、直接愛媛に行かれるとのことなので、ひとまずは仙台はこれで最後とのこと。大幅に差し替えた自由集会用の原稿を一応確認してもらう。ついでに、「動物の個体群で登録してもらったんでお客を引っ張ってきてください」などと不躾なお願いをしておく。

細かい雑用いくつかしたあと、投稿論文の原稿修正。いくつか書いてある質問に対する対処を用意するのと、勘違いされてる(ぽい)部分に関して反論。英作文はほとんど受け入れ。


03月24日(Thu)

 午前中、私用。
銀行やらなにやら。で、途中、駅前で右折禁止をうっかり曲がってしまい御用。反則金6千円也、やれやれ。

 午後、研究室。
夕刻過ぎまで掛かって原稿完成。結局大方を差し替えることになって粗方作り直したような出来になった。そのぶん、前回のものよりは判りやすいものになっていると思いたい。吉野君の一枚刷りA0ポスターも大阪まで預かることになって、自分のも含めて結局3人分持っていくことに。

春より山形大から研究室の修士として来る福原君が仙台着。

久方ぶりに本日は早めに撤収。予約していたWA4を買いによってから帰宅。待った甲斐はあった。


03月23日(Wed)

出かける途中で、再開した理薬生協で『もっけ(4)』(熊倉隆敏)購入。相変わらず良い漫画。刊行ペースが約1年おきなのが辛いところ。

生協、食堂の再開は31日よりとのこと。

 午前中、研究室。
一晩掛けて自由集会原稿は大幅改訂。被弾ゼロで残っているのは15%というところか。まだ終わらない。

ポスターの方は一応完成。夕刻前に大槻君と津田君から駄目だしを貰って再度改定。まあ、こちらはこれ以上大幅に手を入れることもないだろう(その余裕もない、かな)。

午後過ぎ、ちょっと用事があって占部研へ。富樫君に下請けコーディングは3月中は無理と云いに行ったのだが不在。(後でわざわざこちらを尋ねてくれた、申し訳ない) ついでに、データ解析に関して、ウラベさんにランダマイゼーションとは別に単純に頻度分布がポアソン分布にフィットするかどうかで解析できないかと提案してみる。それはありなのかというような議論をした後で、両方やってみてもたいしたコストでない、という流れに。作業量ちょい増し。同じ話題を富樫君に振ってみたがリアクションなし。シンプルな解析アイデアだと思ったんだけどな。

話の流れでウラベさんのポスターをお預かりすることに。曰く、「忙しいので持っていってくれないか。当日合流して受け渡しということで頼めるか。」⇒「発表日と会場一緒ですけども」⇒「じゃ、ついでに貼って。終わったら矧がして持って帰ってきて」…とのこと。まあ、さして手間が増えるわけじゃないから良いんだけれども。今更ながら、何で動物個体群で発表登録してるのというツッコミを戴いた。

夕刻、研究室を去る正路さんがPCを搬送したので、僕のメーラを代わりに使って挨拶のメールを送信したのだが、結果的に、僕の名前で『お世話になりました』なるタイトルのメールが流れる羽目に。何件か「一瞬吃驚した」というコメントを貰った挙句、指導教官のヒトから「研究室でて、どこか行くんだったっけと思ったよ」とか云われる始末。。正路さんからはお酒やら防寒着をはじめ山装備(かなり良いもの)を戴いた。バイク(ツーリング)用になるけど大事に使わせてもらいます。お酒の方はあっというまに無くなるでしょう。

夜半まで作業続き。自由集会原稿の結果部分の説明がやはり煩雑だ。整理しきれぬままその箇所だけ持ち越して撤収。自宅作業にシフト。


03月22日(Tue)

 午前中、研究室。
午後、自由集会用の発表練習。無駄が多く、しかも十分な説明をしないところがありと散々だった。
新規の3年生の山口さんがわざわざ聴きに来てくれたのだが、十分に理解しては貰えなかった様子。相手の知識に頼らずに、全く知らない話題を相手にどれだけ判って貰えるか、というのがプレゼンテーションの本質とすると、本日の発表はまるっきり落第。自己評価としてはせいぜい30点というところ。正直なところ、既にさしたる問題はあるまいと踏んでいただけにかなりショックではある。というわけで、この期に及んで大幅に改定する必要あり。

夕刻から、今度はポスター発表の練習。かなりシンプルに纏めて、こんなにスカスカでいいのかというくらいのポスターになったのだが、こちらも色々と改定の余地あり。ただし方針としてはこのまま情報量を極力抑える方向で。ただし背景説明の不十分さに加えて、ディスカッションの拙さにレッドカードが出たんで其処はきちんと詰め直し。やはり自分で面白い話に出来ていないと感じるところは即座にバレるものだ。


03月21日(Mon)

ご無事だったようで何より。WEBベースで近況を知ることができるのは、こういうときにも良いものだ。

 朝起き、自宅作業。
ポスター。いまいち盛り上がりに欠ける構成だ。細々びっしりと説明するか大幅に端折るかのいずれかで、折衷案を思いつかない。

 夜、啓君のご長女出生祝い。
この春で仙台を立つ同期の人々のお別れ会を兼ねて、駅前紅虎餃子房という店。夜過ぎまでかなり話し込んで10時過ぎた頃に解散。終わった後、そのまま研究室。ポスター続き。そのため本日は酒は飲めず。

横山さんより、プリンタのトナーをヨドバシで調達してきたとの由。教訓:たとえ店員が「店頭に無ければ在庫はない」といったとしても、「そんなはずはない」といって確認させること。いやはや、修行が足らん。

 メモ:自分のコードの証とは?
重度の現実逃避というか、こんなことしてる場合かという感じだけども。

昔はコメントで、メインのコード中に日記を書いたりしたものだけど、人にコード内容を見せる機会が増えるようになってからは、いくらなんでも流石に恥ずかしくてやめてしまった。いろいろテクニックを覚えたての頃には、今見るとかなり陳腐なものだったりするのだが、「//見よ、この処理の美しさ』とか書いたりした記憶が。うう、恥ずかしい。

とはいうものの、いまだに速度最優先とかだったりするとトリッキーなコーディングを時折混ぜ込むんで、自分のスタイルとしては、

”私のコードは我流で無形なのでだれにも読めません ”(AC)

というのが一番近いのかも。チューニングしきったコードは(C++なのに)perlの最短コードみたいになったり、各行単位でコメント入れても「読めね」といわれたりしてたし…(駄目すぎ)。最近はもっぱら可読性を最優先にする努力をして、速度を優先させるコーディングをした場合には使い捨てるという方針になっている。可読性を犠牲にすると、先週書いた自分のコードが読めないということが実際に起きるので、必然的にそうなる。


03月20日(Sun)

 朝起き、自宅作業。
正午前、用事で街へ。模試の問題の出題に関する検討会みたいなのに出席。一応プロが作題しているものについて、僕みたいな外野があれこれと横から口を出す、という感じで、割と適当な感じに進んでいくんだが、これが夏ごろには全国で受験生を苦しめることになる。
ちょうど指導要領の改定直後で、色々と教科範囲(生物I,II)が変わったり移動になってるのだが、教育に関しては門外漢な僕から見ると、まとめて教えりゃいいのにと思える箇所やら、ここまでしか教えないの、という箇所が無数にある。あの教科内容で教わった高校生諸氏は、はたして『生物学は面白い』と感じられるんだろうか? 以上、受験からとうに無縁となった人間の勝手な感想。

帰ってきてからポスター作成続き。む、条件採り忘れに気づいた。慌てて計算機に突っ込む。明日朝くらいには終わってるだろう。


03月19日(Sat)

 午前中、私用⇒研究室。
久方振りに自宅の掃除。のち、出かけて散髪。正午頃研究室に顔を出して作業続き。夕刻頃撤収。


03月18日(Fri)

 朝起き、自宅作業。
悪あがき、成功…か? でも顕著な結果という感じでもなく。種数でなくて排除時間で見れば差が出てるんだけど。減衰曲線も作図するとして、問題はポスターのどこにもそれを収めるスペースが存在しないということだ…。

 午後過ぎ、研究室。
雨の中また町へ。色々と溜まっていた用事を片付け。研究室に戻ってからデータ整理つづき、排除時間に切り替えて計算させなおし。原稿作成つづき。

この時期になるとMLの退会や登録に関する雑用が舞い込み始める、のだが、本日は久々に大当たりが(まあ実のところ毎年数人いる)。

XXです。削除してください。(以上全文)

お前ダレだ、無礼なヤツめ。せめて「xx@xxのアドレスを〜MLから削除してください」くらい書けぬものか。ほっとくかと思ったけど自分の仕事が増えるだけなんで返信して聞きなおして処理。まあ、複数のMLを管理してるこっちの事情は量りようが無いかもしれないがそれにしても、だ。
そういや、忙しさにかまけて今年はアナウンスを流してなかった。そろそろ流すか。


03月17日(Thu)

 朝、研究室。
ポスター作成続き。一部まだ計算待ち。自由集会のほうの発表練習をしようと思っていたのだが流れた。ポスターの方の練習は出来ず。

夕刻、メインプリンタのトナー切れ。予備も切らしたらしい、不覚にもチェックを怠っていた。二進も三進も行かぬというほどではないけれど、このタイミングで週明け火曜以降というのはつらい。帰りがけにヨドバシによってトナーを探してみるが在庫なし。しかし、毎度の事ながら学会直前というのは何かしら「何も今来ないでもいいのに」というトラブルが起きるものだ。ある種のジンクスといっていい。

いまさら悪あがきコーディング。岸から沖合いにかけての死亡率をシグモイドで与えてみる。意外に根っこが深くて、かなり低い階層まで手を入れる羽目に。普通はこういう事するときには、オーバーライドさせるのがまっとうな設計スタイルなわけで、親クラスの関数多重定義でやっつけるのは拙速で、どう考えても破綻寸前の自転車操業的コーディングスタイルだ。時間無いんだもんというのを言い訳にしてるとそのうち根本から崩れそうな感じ。アヤウイなあ。


03月16日(Wed)

 自宅作業。
一度、素で喋ってみる練習をしてみたが、スライドを換えるところで起点となる話がスムーズに出ずしどろもどろで駄目駄目。スライド見つつしゃべる内容をまとめて書き起こしてみる。以外に時間が掛かる。

土居さんから自由集会の方のスライドについて質問とコメントいただく。きわめて有意義な内容でありがたい。自由集会のほうの準備はひとまず終わった気分。実はもう朝(03/17)だけど。発表練習でどのみちボコボコに突っ込まれるだろうから、それまでの短い間だけ。

ポスター用のスライド作成。明日の練習会には間に合わない。


03月15日(Tue)

 午後、研究室。
結果を見つつ、ポスター用原稿作成。あんまし面白い話にならないというか、喧嘩売ってるのかというような話が出来上がりつつある…。

結局、土居さんから注文された写真は計算機部屋の風景を撮って送ってみることにする(ファイルサイズ大きいので注意、計算機部屋の風景:最寒期でも常温が30度を超えるので冷房が必須)。センス無ぇなあと言われそうである。デジカメを探してうろついていたら、占部研の河内君が写真を撮ってくれた。感謝。

しかし、自分の研究の端的なビジュアルイメージを一つ出せ、といわれたときに、即座に出せずに困るというのは、研究者としては落第だよね…。計算機部屋は研究風景ではあるけども、コンセプトビジョンなのかと問われると、計算モデルだけに留まりたいと言う訳でもないので、そうでもありそうでもないというか。

午後過ぎ、カワタ先生より論文原稿の直し。モデル部分だけ戻ってきたが、元の文章が見る影も無いくらい真っ赤に修正されていてへこむ。納得できる箇所もたくさんあるが、いくつかについては納得できないので反論を用意する、と。英作文の修正箇所については8割以上が白旗。さすがに「最節約」をもって称されるだけあって、表現的には自分が冗長だと感じていた部分を粗方バッサリと簡潔に表現を纏められて口惜しい。

ポアソンランダム分布と一様ランダム分布の違いについて勘違いしていた。正確には前者の過程でできた分布を一様分布と書いていた。かなり恥ずかしい勘違い。

 メモ:"Nutritional Status and Diet Composition Affect the Value of Diatoms as Copepod Prey"
Jones and Flynn(2005, Science, 307, pp1461-1463)。ケンミジンコを使って単一の餌より混合食を食ったほうが良いという結論。従来、実験的には珪藻だけを食う場合には毒性があるとされてきた、のかな? 不勉強ながら僕は良く知らないだけでメジャーなのかもしれない。 そういう説があるらしいのだけど、そういう単食による毒性というのはなく、単純にまずい餌(質の悪い餌)であったに過ぎないということだそうだ。

それに加えてケンミジンコの摂餌選択性についても調べていて(この話は割とよく知られている)、良い餌を選ぶことが成功に結びつくらしい(そりゃそうだ)。先週の卒論発表のときの大橋君の話の中でも出てきていたが、そろそろ、良い餌に対してどのように応答するのかという低次のメカニズムに対する研究報告が出てきてもよさそうなものだ。


03月14日(Mon)

 自宅作業。
ポスターのレイアウトの勘案中。昨日の原稿を送ろうかと思った矢先に土居さんよりメールがあって、イントロダクション用に使う『写真』を用意せよとのこと。写真といわれても普段紙と鉛筆と計算機しか使っていないので非常に困る。困ったまま一日過ぎてしまった。どうしようか。

データ整理して結果の俯瞰。うーん、ストーリー的にセンセーショナルなものが無い。こっちはこっちで困った。


03月13日(Sun)

 自宅作業。
ひとまず、自由集会向けの原稿は出来上がりということにする。明日あたり土居さんに送って確認だけしてもらうとして、週末の研究室内での発表練習でもかなり直されそうな。

夜ごろ、外出から帰って来てメールをチェックしたら、研究室の計算機がまた停まっているという。仕方ないんでその足で研究室へ。
既に大方をツダ君が処理してくれていて、一台はHDD死亡もう一台はOS入れ替え。ついでに計算機のセットアップ手順を一通りレクチャーして、次からは計算機のセットアップはツダ君に丸投げ、出来るかな。


03月12日(Sat)

 自宅作業。
二次試験後期ということもあり、青葉山に行くのも煩雑なので、自宅から計算つづきと、最後のコーディング。色々とまとまらず、紙に設計を書いて消し書いて消し。午後いっぱいそんな感じ。

午後過ぎより、外出。二次試験の解答作成の後期分。奇問が多く、答えにくいのも幾つか。自分にはまた遺伝子と集団遺伝の問題が廻ってきて、これは大したことが無い問題だった。しかし細々とした箇所をかなり直され…後期試験は生物でも落ちるかも。

印象に残ったのは、自分の受け持ちで無かったけれど、窒素に関する富栄養化がどう問題か答えよという問い、レヴュー論文くらい軽く掛けそうな設問で、自分なら途方にくれかねないとか思いつつ。当たり障りの無い回答を作成する講師陣を見て、受験のプロだなあというのを再確認。

夜過ぎまで掛かって、帰路は軽く吹雪。


03月11日(Fri)

昨日のなしー。消しー消しー。あんなことを延々と書き連ねてどうする。

 正午頃、研究室。
発表原稿つづきとか、ポスター原稿とか。たいした作業量は出来ず。

午後過ぎより、河田研と占部研の合同卒論発表。前半だけという話だったのに、なぜかまるまる司会進行を任されてしまった。ま、それ自体はかまわないのだが、そうした場では、質問が出ないときにしか自分の質問が出来ないんでちょっと物足りないところもある。とはいえ、ほとんどの発表者の発表練習を聞いてホントに疑問に思うところは結構出してしまっていたのだが。

夕刻より、打ち上げと追いコンを兼ねた飲み会。1次会で参加者が45人という一教室分ほどの規模。二次会もかなりの人数であった。


03月10日(Thu)

『パタリロ西遊記』がアニメ化だそうで。そういえば大宰府に逝かれた先輩が奥方共々好きだったような、とか振ってみて。前作のアニメが自身の小学校時と重なるので、なんというか、正直クックロビン音頭が面白かったかなあという以上の感慨は無いんですが。

ごく少ない友人より久方振りのメールを貰う。ご長女の出産祝いに対する返信だが、現状ですでに子煩悩振りを遺憾なく発揮している。我が身と縁遠き故こそ、聞く内容はニヤニヤするほど面白い。出勤時に見かけるコギャルに娘さんの将来を重ねて悩むあたり、重症だと思います。

 朝起き。
相変わらず日の出と同時刻に目覚めてしまうのはある意味生活習慣(病)といえなくもない。久方振りに買ってきた本を読了。

『ヘンリーの悪行リスト』(ジョン・スコット・シェパード)、読了。
フィクションではあるがSFでもファンタジーでもない。内容自体はこう書くと陳腐だが、非情になることで成功したエグゼクティブが過去の贖罪を果たしていく過程で人間的な幸せを得るというもの。如何にもアメリカ人が好む映画的なストーリーである。実際に映画化されるそうだ。映画は見ないであろうが、普段読まないようなジャンルであり面白かった。ラストの落ちには思わず本を投げそうになるほど唖然としたが、それ込みでみても面白かった。テーマが陳腐なだけに著者・訳者による危ういバランスこそがこの本の本質であるとおもう。

 自宅作業。
生態学会に向けて作業。自由集会のほうの原稿は大まかにまとまる。発表練習次第では調整があるかもしれないのはさておいて、2週遅れくらいで申し訳なく思いつつ、企画者の土居さんにそろそろ送らないと申し開きが立たない。
そっちとは別に、この期に及んでポスター発表用のモデルのアイデアを練っているというのが終わっているというかなんというか。今ある手持ちで片付けてしまえという誘惑がないでもない。

 購入:『Ordinary Just Won't Do』 (GRAND ILLUSION)
おおよそ、数年ぶりに音楽CDなるものを購入。前に買った音楽CDはA.T.Tだったワケで、我ながら相変わらずミーハーだ。"The best is yet to come"に一目(一聴き?)惚れでマイってしまったのだが、いやいやいや、かっちょええ。それだけにとどまらず、他の収録曲である"The Devil's advocate"とか"Love lies buried"もイカス。続くアルバム『View From Top』もよさそうで悩ましい。


03月09日(Wed)

先週末くらいから早朝おきる⇒昼前寝る⇒正午頃起きる、というリズムになりつつあったんで、いい機会だし強制リセット。時間帯がずれるだけで、あんまし睡眠時間は変わらないんだけど、2-3時間ずつ2回に別けて寝るのは何よりも(対外的に)健康的でない。

 午前中、研究室。
午前中卒論発表練習。タカシマさんのほうは正直自分の修論発表よりもしっかりしている…。研究内容自体が良く纏まっているというのもあるけど。

昼過ぎ頃、カワタ先生より論文原稿を見始めた、とのこと。ということは原稿の直しも3月中に入ってくるということで。

夜過ぎまで掛かって、自由集会の発表原稿はあらかたできた。喋る内容についても一通り頭の中で組み立てたものを整理していく。明日以降はポスターに関する作業のほうをメインにシフトさせる、と。

 メモ:思想統制法
こんな法案が提出される時点で正気を疑ってしまう(とか書くと逮捕されます)。思想の多様化(というか個々人による意見の発信)は国家にとっては脅威であるので、その手段を潰せるための法律は用意しておこうということなのだろう。当然既存のマスメディアでは一切報道されていない。

面白いものを見つけたらメモっておくという趣旨には反するけれど、情報に対するアクセス経路をわずかでも増やすために。


03月08日(Tue)

 午後過ぎ、研究室。
朝起きてから作業中に机の上で意識がトんでいた。久しくなかったのに。節々が痛くなってて危険だ。

2種競争のほうの結果の取りまとめ、出揃ったんでIBMのほうの計算開始。今週中に片付く、かな…? 合間を見てポスター用の集合パターンモデルの最後のパターンの実装と計算をさせないと。

とりあえず自由集会用の発表原稿、依頼を受けたときの内容で、論文に書いたモデルと結果を使って準備していく。うまいこと2種競争のモデルで結果が出ればそっちに差し替えられるような構成にしつつ、午後中作業。

夜まで掛かって、イントロダクションと結論の後のまとめというか、自由集会のテーマとのリンク部分を残して一通り完成。この部分が出来たら、計算待ちの結果を見てから自分の研究紹介の箇所を差し替えられるかどうかの判断をしよう。

さて、ポスターのほうの準備もせねば。


03月07日(Mon)

週末(というか金曜日)から、大雪やらなにやらで自宅作業。カマクラの如くバイクが雪に埋もれてしまえば出掛ける気もしない。これで最後にして欲しいなあ。データ取り続きと、大体流れが見えてきたんで自動化のためにスクリプティング。自由集会の方の発表原稿の構成を大まかにレイアウト。などなど。

 午後過ぎ、研究室。
午前中、自宅作業。集まりつつある結果の解析作業。自動化した際に出力フォーマットも決めといたので結構楽な作業、ではあるが、そこまでに手で取ったのも含めて量が多い。思った以上に芳しくない予感。最悪、自由集会は論文のネタを引っ張る羽目になるかもしれません…。滑り込みで間に合えば差し替えということで、そろそろ発表原稿の作成も始める。

午後過ぎ、河田研の卒論発表練習、二人で二時間。その場で来週末(18日)がポスターの締切りという期限を切られる。ポスター用の計算は停まったまま、というか、も一つコーディングするのが残っていて、ヤバイ…。

夕刻、占部研の卒論発表練習に合流。夜半まで。マキノさんから週末の卒論合同発表会の前半座長をせよとの依頼。まあ特に断る理由も無く引き受ける。

その場でウラベさんから、トガシ君のサンプリングデータの検定用ランダマイゼーションをさせるプログラム下請けの依頼。検定部分の実装以外は乱数の生成と振り分けという子供でも書ける内容なんで良いんだが、統計の部分がどの程度引っかかるかが問題だ。トガシ君のやる気があるようならperlなりCなりのレクチャもついでに頼む、とのこと。さほど難しそうな作業でもないかと思ってほいほい引き受けたのはいいが、…3月中ですと? 死ぬかも。

夜過ぎ、研究室に戻って作業つづき。暫くして、先のトガシ君が来訪。てっきりもうプログラム作成の話に来たのかと驚いたのだが、そうではなくて単純にPCのトラブルについてのヘルプだった。見に行くとメールのパスワードと端末へのログインを混同していてメールが取得できなくなっているだけだった。まあすぐに解決できてよし。
しばらく作業を続けた後、夜過ぎ撤収。


03月03日(Thu)

昨日は自宅で作業。昼過ぎから出掛けて山のほうを走ってきたのだが、道脇にはかなり雪が残っていて早々に撤収。晴れが続いていたんでいけるかと思ったのだけど。
帰宅してから、被度モデルのコーディングをぼちぼち始める。

 午後過ぎ、研究室。
被度モデルのコーディング完了。なのだが、被度(p)を消費者バイオマスから算出するとリサイクルがあるときには必ずovergrazeしてしまう。何故だ。原因究明は徐々に追いかけるとして、まずは被度を固定して取ってみるとしよう。

さて、これで自由集会のほうで使うネタの法は(結果はまだだけど)下準備はようやく整った(ということにする)。そろそろ講演の話を組み立てるのに取り掛かるとしよう。


03月01日(Tue)

本日より三月。

 午前中、私用。
ずっとほったらかしにしてあった大阪行きの料金支払い。せっかくなんでチケットレス航空券にしてみる。どこらがメリットなのかイマイチよく判らないが、チケットを無くしにくいのと手続きが早くなること、らしい。前者に関しては、普段から予約だけして空港のカウンターで料金清算と発券をしてるんであまり恩恵という感じがしない。

のち、ヨドバシで買い物など。キハダガニが出ていて心惹かれるも手持ちが無くて見送り。キラードーム以来の心惹かれるカニだ…。

午後、生命科学のシンポジウム。
『環境変化と生命圏の未来』と題して、一般公開のシンポジウムが開催。だったのだが、どうもタイトルに即した講演をしている方と、ほとんど自分の研究を紹介するだけの人とに別れていた。一般向けを(一応)謳っているからにはどうかとも思う。

イントロダクションにて、演者のウラベさんが多様性安定性をポートフォリオ効果になぞらえて解説していたのだが、不勉強でニュアンスは判るが、具体的にそれがどのようなものか知らなかった。研究室に戻ってからちょっとお勉強。意外に「なぜ安定するのか」についての解説が無いまま、ただ安定するという記述が多く閉口したのだが、端的にいえばリスク分散が図れるということらしい。こことかここ(PDF)とかがわかりやすかった。


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